昔日の松戸昭和の松戸を歩く

松戸市栄町の商店街(栄町3丁目編)3-Dゾーン 中央通り

中央通り商店街 昭和の松戸を歩く
中央通り商店街 2024年8月12日撮影
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松戸市栄町の商店街

上の写真は国土地理院の空中写真で1974年~1978年のものである。

松戸市栄町の商店街は昭和40年代初頭に分譲地として家が建ち始めてからの歴史となる。それ以前は、殆ど田畑が広がる田園地帯だった。栄町に住む同級生によれば、通りごとに次の順番で、商店が発展し始めたそうだ。

発展の順番 地区名 概要
1

本町通り商店街

比較的最初の頃に発展した商店街だったが、昭和47-8年にはパッとしなくなってしまった
2 だるま通り だるま湯を中心に発展
3 中央通り 栄ストアが中心に発展
4 一番会お買い物横丁 スーパーマーチが中心

という事だが、前回は栄町三丁目中央通りのBゾーンを描いたので、今回は栄町三丁目中央通りのDゾーンを栄ストア付近まで記してみたい。

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松戸市栄町の商店街:栄町3丁目3-Dゾーン編

その栄町の商店街の中で、もっとも繁栄の最後の時期に活気があった街として、栄町3丁目があげられる。先ずはこの街について、マップと共に、活気のあった時期はどんな感じであったのか検証してみたい。

三丁目ゾーン分け

下図は松戸市栄町三丁目の主に通りごとにゾーン分けした図である。使用したのはuMap(OpenStreetMapのマイマップ機能)

画面いっぱいにゾーン分け図をご覧になりたい方はフルスクリーン表示をクリックお願いします。

松戸市栄町三丁目の店舗を一気に投稿しようと思ったが、流石に一時代を経過した街だけに、範囲も広いし、店舗数も多い。途中でこれは敵わないと思い、先ずゾーン分けをしてそれぞれについて少しずつ記録に留めることにした。

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ふれあいの街 栄町一番会

3-Dゾーンは松戸市栄町三丁目の中でも中央通り沿いの商店街で、比較的後期に栄えたスーパーマーチを中心としたエリアの対面で、3-Bゾーンと共に栄えた場所だと思う。ここには現在ふれあいの街
栄町一番会と書かれた名称の看板がある。

フルスクリーン表示

画面いっぱいで確認したい方はフルスクリーン表示をクリックしてください。

松戸市栄町三丁目商店街3-Dゾーンの店舗一覧

庄栄鹿島屋(そば)→庄栄(うどん)

松戸市栄町3-153-23

栄町に住む同級生によると「鹿島屋は栄町界隈では最も美味しい日本そば専門店でした。ご主人が亡くなった後、一旦閉店しました。その後、息子さん夫婦が再開しましたが、そばを待っているときに珈琲を出すユニークな店でした。ただ、以前と味が違っていたのか、短期間で閉店しました。

息子さんが庄栄という店名に変えたのか、それとも全く別の店としてあったのかわかりません。
息子さんが再開したときは、鹿島屋だったような記憶があるが確かではありません」

との事です。当初は日本蕎麦屋さんだったようですね。

大同のクリーニング栄町

情報無く

パーマみどり

情報無く

関口食品(ファミリー弁当)

上記した鹿島屋すば屋さんのすぐ左横の場所。ゲームセンター或いは何らかの食品を販売していた店ではなかろうかと思っていたら、1986年の住宅地図を確認したら、どうやらお弁当屋さんであった事が分かった(2024年8月20日確認修正)。どんなお弁当屋さんであったか、分かる方がいらっしゃいましたら、教えてくださいね!

かわい16号店北松戸店→ASA→株式会社ナイス

あれだけ松戸でチェーン展開していたスーパーかわいがいつからこんなに少なくなってしまったのか、良くわからない。栄町在住の同級生によれば「日常雑貨品から、靴、かばん、ちょっとした電気製品まで扱っていた。旧水戸街道にあったスーパーかわいの支店。バブル崩壊後の1996年頃まで営業していたが、いつの間にか廃業した。

電機ポット、鍋、ヤカン、茶碗、湯のみ、箸、靴下、下着・・・なんでも揃っていた。大雪の日、長靴がなく慌てて店に行ったら、洒落た合成皮の長靴を倉庫から持って来てくれて出勤できた。
とても印象に残っている。後に朝日新聞の販売所となった」

2024年8月13日現在は、内装工事をしていた。新しいテナントが入るのだろうと思う。ただ、グーグルで検索してみると、株式会社ナイスと書かれていた。URLを辿るとオフィスなどの清掃会社らしい。

千葉県松戸市などでビル清掃のご依頼は清掃業者『ナイス』におまかせ
株式会社ナイスは千葉県松戸市に拠点を構え、首都圏でビル清掃などの清掃業務を手がけております。ただいまスタッフを求人中!経験者は給与面で優遇いたしますが、未経験者も大歓迎です。年齢や性別などもいっさい問いませんので、お気軽にご応募ください。

食堂丸勝

10年くらい前までは軒看板の文字が見えていたが、今は見えないが、健在。

銀八寿司

松戸市栄町3-154

天ぷら・焼き鳥の丸勝さんの横の店。入った事はない。ネット上では”完全に閉店”という表記が見えたが、はっきりした事が分からない。令和6年8月13日に店前を通過したら、店主らしきが入ったり出たりしていた。どうなんだろうか?

ベーカリーはら

ハラベーカリー

ハラベーカリー
2020年6月

中央通りにあったベーカリー2店のうちの一つ。

おおさわ手芸店→メガネのコヤマ

栄町在住の友人によると「小山時計は健在」との事。小山眼鏡との関係を知りたい。

斉藤工務店

ビューティーサロン アイの横の道を入ったところにあった。現在情報は不明。

 

ビューティーサロン あい

ビューティサロンあい

ビューティサロンあい
2020年6月20日撮影

赤い狸 黒い鷺さんによれば、2024年8月11日時点で健在だそうです。
〒271-0062 千葉県松戸市栄町3丁目157

  • 1975年:パーマアイ
  • 1987年:ビューティーサロンアイ

アンドー

1986年の住宅地図によると中央通りを挟んで対面にも同じ店名のアンドーがある。多分、姉妹店であると想像するが、果たして何のお店であったのかが分からない。

小山時計店廃業→フラワーショップ花絵

この並びにメガネのコヤマがあり、ここに元あった小山時計店と一族の方が経営されていたのか、不明。現在はフラワーショップ花絵がある。

栄ストアー

栄ストア

栄ストア
2020年6月21日撮影

栄ストア

栄ストア
2024年8月19日作成

栄町三丁目の中央通り、掘割りに近いゾーンはかつて栄ストアーと呼ばれ非常に活気のあった場所だ。

旧大津屋食料品店

この旧大津屋さんから掘割通りまでの間はいわゆる、栄ストアと言われていたエリアで、中はアーケードの様になっていた。さて、向かって右の建物にあったのは、旧大津屋食料品さんで、この松戸市栄町3丁目157-45にあったが、後によりスーパーマーチに近い松戸市栄町3丁目144に移ったようだ。
竹の根商店街(北部幼稚園近く)には大津屋酒店があったが、関連のお店であったのかどうかは何とも言えない。

魚仙

この魚仙も栄ストアの一つだ。

ここは三河屋さんの隣りの魚屋さん。営業していた当時は入ったことが無いが、2006-7年頃に根本の洋風居酒屋阿比留に通っていた頃、魚仙のご主人にお会いした。今もお元気だろうか?20年くらいまえに洋風居酒屋阿比留でお会いした魚仙のお嬢さんに昔の写真を撮影させていただいたのだけど、悲しいかな、その後自分のパソコンが不調となり、ハードディスクのデータが消えてしまった。

三河屋

栄ストアの残る一軒が、この三河屋さん。

赤い狸 黒い鷺さんによれば、「ここは焼き芋が甘くて美味しかったのですが、2021か22年頃に閉店しました」との事でした。私は2020年6月にこの店の前を意識的に通過したことがあった。しっかり八百屋さんを商売されていた。昔からあったお店がなくなるのは残念な事だ。

最後に

最終的には1丁目から8丁目まで記録を残すつもりだが、三丁目だけでも、中々大変である。すでに調査を始めてから何年にもなるのだけれど、中々進まない。暫くそのままにしていたが、最近情報提供して下さる方によるコメントが付いた事もあって、分からないところはまだまだあるものの、取り敢えず三丁目の3-Bゾーンに加え三丁目の3-Dゾーンを加えてみた。

情報が集まり次第、追加修正していくつもりですが、完ぺきに情報が集まるのを待っていたら、何も進まないまま時間ばかりが経ってしまいます。取り合えずある情報だけで進むつもりです。もしこの店はこういう店だった・・・など情報がありましたら、是非アドバイスお願いします。楽しみにしております。下記は松戸市栄町の関連ページです。

松戸市栄町の商店街(栄町3丁目編)3-Bゾーン
昭和40年代初頭出現した新興エリア、松戸市栄町。古ヶ崎と北松戸工場地帯に挟まれた陸の孤島的なゾーン。同級生によると栄町の商店街で商売を始めていた人達は東京下町の商店街の人達が移り住んできた人も少なくないらしい。今回は栄町三丁目を取り上げる。
松戸市栄町の商店街(栄町3丁目編)3-Cゾーン 中央通り
昭和40年代初頭出現した新興エリア、松戸市栄町。古ヶ崎と北松戸工場地帯に挟まれた陸の孤島的なゾーン。同級生によると栄町の商店街で商売を始めていた人達は東京下町の商店街の人達が移り住んできた人も少なくないらしい。今回は栄町三丁目3-Cゾーン。
松戸市栄町の商店街(栄町3丁目編)3-Gゾーン 仲掘通り
昭和40年代初頭出現した新興エリア、松戸市栄町。古ヶ崎と北松戸工場地帯に挟まれた陸の孤島的なゾーン。同級生によると栄町の商店街で商売を始めていた人達は東京下町の商店街の人達が移り住んできた人も少なくないらしい。栄町仲堀通り3-Gゾーンについて
松戸市栄町を中心とした商店、モール、そして流山街道の将来
昭和40年代から松戸で大型物販店の進出が始まった。私に馴染み深いのは扇屋、長崎屋、奈良屋など。当初は松戸の発展と感じた。これら大型物販店は徐々に精力的になり、小売店に影響を与えた。松戸市栄町を中心に流山街道沿いの商業の展望や可能性を考える
松戸市栄町商店街、昭和40-50年代は歩くのに苦労するほど賑わっていた
栄町の商店街、特に活気があったと言われる中央通り商栄会を2021年現在歩いてみると、営業している店が数えるほどしか無くて、その面影があるやなしや・・・寂しいばかりである。過去の松戸の情報誌、或いは広報まつどの記事を通して、振り返ってみる。

 

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