レジャー昔日の松戸

一度は行きたかった!松戸市民の保養施設”ブーゲンビリア(八丈島)”

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松戸市市民の為の保養所、八丈島の”ブーゲンビリア”

ブーゲンビリア

ブーゲンビリア  まつど広報昭和47年5月5日号

「東洋のハワイで遊ぼう!八丈島市民保養所オープン」

待望の八丈島市民保養所“ブーゲンビリア”の第一期工事がこのほど完成、この五月十日に仮オープンします。八丈島は東洋のハワイともいわれ、四季を通じ太陽と緑がいっぱいの南国情緒豊かな夢の島です。観光、レジャー、保養に広くご利用ください。
☆ 宿泊設備・・・木造二階建て客室十九、収容人員七十五人引き続いて大温室食堂、大浴場、プールさらに第二期工事として鉄筋コンクリート二階建て客室十九室、収容人員百三十四人の新館の建設を予定してます。
☆ 利用料金・・・おとな千五百円、こども七百五十円(一泊二食付、市民利用の場合)
☆ 交通案内・・・1:航路(東海汽船)約十時間、二等千四百六十円(片道) 2:航空路(全日空)一時間、五千二百円(片道)
☆ 宿泊申し込み・問い合わせ・・・松戸市都市整備公社(市役所内電話61-1111 内線298番)保養所の愛称 ブーゲンビリアとは南米の熱帯・亜熱帯に分布するあまり大きくない木です。
花は淡紅色か黄の小型。花を包んでいる三枚の苞(ほう)は花よりも目立ち、色はさまざまです」(当時の広報まつどより)

松戸市の年表によると昭和四十七年五月松戸市の市民保養所として八丈島に大きな保養所が出来た。ブーゲンビリアだ。アイデア市長で有名だった故松本清市長が個人資金で作ったと聞いたが本当なのかは分からない。鳴り物入りでオープンした。

広報まつど 昭和48年4月20日の第4面記事

ブーゲンビリア記事

ブーゲビリア
まつど広報
昭和48年4月20日号より

一度は行こう八丈島へ
ブーゲンビリア
<八丈島市民保養所>
一泊二食付き1500円
申込みは都市整備公社 内線300番

広報まつど 昭和48年6月20日の第2面記事

この記事の写真を見ると中々立派そうではある。左に見える四角錐の建物は、大温室食堂だろうか?楽しそうな感じは伝わる。

ブーゲンビリア

ブーゲンビリア記事
まつど広報昭和48年6月20日号

八丈島の観光

  1. 島の名物男性的な牛角力の熱戦、
  2. めずらしい植物がたくさん・亜熱帯植物園
  3. 八丈島随一の展望を誇る登竜峠のながめ
  4. 離島旅情をそそる樫立おどり

などが書かれていて、この中で興味を惹いたのは牛すもうと樫立おどりだろうか?

樫立、樫立村、樫立踊り

樫立とは八丈島の三原山の南西方向の山麓にある集落の事で、八丈島にあった5つの村が1950年に八丈町に統一されるまでは、樫立村というのがあったそうで、この樫立村に伝わる場おどり、手おどりが樫立おどりという事になるそうだ。手踊りというとタイなど南国に伝わる踊りによく見られる。沖縄のエイサーも手踊の代表的なものだと思う。

詳しくは 東京都産業労働局のTOKYOイチオシナビの”見つけて活かす東京の地域資源”に書かれている。興味をひいた方は是非お調べ下さい。

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八丈島市民保養所ブーゲンビリアは昭和51年5月9日に閉鎖

表の家のご意見箱に2019年12月24日にご意見を残していただいた”北東北から来ました”さんが、調べてくださって、広報まつどの昭和51年4月5日号の第3面に書かれているとの事を伺い、広報まつどを調べてみました。この記事によれば:

ブーゲンビリア閉鎖

ブーゲンビリア閉鎖
まつど広報昭和51年4月5日号 三面記事

八丈島市民保養所
利用客減で閉鎖
八丈島市民保養所ブーゲンビリアは、諸般の事情から五月九日で、閉鎖する予定です。ブーゲンビリアは、昭和四十七年五月、低料金で利用出来る市民保養所として開所しました。ところが、”東洋のハワイ・八丈島”も交通不便な面が影響してか、年々利用者が減り、経営状況が悪くなってきたため、施設の閉鎖に踏み切る予定です。今まで、ご利用いただきましたみなさんには暑くお礼もうしあげます。

と書かれていた。八丈島であれば、羽田から一時間弱で行ける。料金は片道15,000円弱、往復で30,000円弱。一日二便ある。いけないことはない。ただ、保養所に行くのに飛行機だけで交通費が一人往復3万円かかるというのは、普通は考えてしまうかもしれない。

”北東北から来ました”さん、ありがとうございます。

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最後に

それにしても三年程度でなくなってしまい、一度くらい行きたかった。残念です。

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