水元公園と私
水元公園の朝日
水元公園の広さはWikiでは76.7ha(他の資料だと87.9ha, 86.2haなど様々)で都内五番目の大きさ
我が松戸市の21世紀の森と広場はWikiでは50.5haであり、21世紀の森と広場の1.5倍の広さを有する。又、それぞれの公園の特徴として、水元公園の立地は東京低地であり、基本的には全面的に平地である。
それに比べ21世紀の森と広場は下総台地に沿った立地の為、高低差のある立体的な公園であると言える。水元公園は葛飾区で我々松戸市民にとっては江戸川を超えていかなければいけない場所ではあるが案外近い。葛飾橋を渡り右に逸れる道があり水元公園にアクセスする。途中水産試験場を抜けていくと公園が拡がる。
ただ、関宿屋のご主人曰く、松戸駅前通りから直接江戸川を渡る橋が出来れば、水元公園の最寄り駅は金町駅ではなく、松戸駅になるのだとおっしゃっていた。グーグルマップで見ても確かにそういう位置関係にはある。水元公園は休日には家族連れが多く集まり都市型公園としては非常に魅力ある場所だと思う。
昭和43年にNHKの新日本紀行で紹介された葛飾区
NHK 新日本紀行「葛飾 ~東京~」1968年放送
このビデオの15:15~16:42付近に水元公園が出てきます。「東京にもこんな場所があったのか」と美濃部都知事を驚かせたという逸話を紹介していますが、本当に素晴らしい場所だと思います。このビデオを見ているととても懐かしく感じます。
みずもと自然観察クラブ
また、端から端まで歩くとかなりの距離になり運動不足の私にはもってこいの運動場所だと言える。
みずもと自然観察クラブという水元公園を専門に観察する素晴らしい自然観察グループがあり、ほぼ毎週自然観察会をしているので、ご興味のある方は直接問い合わせしていただきたい。
最近はツイッターのほうがメインらしいです。
中谷俊雄さんの「木の博物誌~水元公園で見られる樹木~」
14-15年前だったか、中谷さんのご指導の元、公園内の樹木を見て回った。お詳しくて、とても勉強になりました。どうやらこの本売り切れているみたいですね。
タナゴ捕りと水元公園
水元公園と言えば私にとっては=タナゴ採りだった。初めて訪れたのは小学生の頃だったと思う。確か、古ヶ崎の黒縁メガネ君とその他Aさんも一緒だったと思うが記憶が定かではない。目的はタナゴ捕りだった。こういう場合のアイデア提案には黒縁メガネ君をおいて他にはいない。それはおとなになっても変わらなかった。
ビンドウでタナゴ捕り
使う道具はビンドウだという。黒縁メガネ君曰く「ビンドウにさなぎこ入れれば入りますぜ」「砂糖もまぶしせばたくさん入りますぜ」だそうだ・・・(私はすっかり忘れていたが、同級生のAさんが覚えていた)。ビンドウの構造はペットボトルがあれば出来る様な簡単な構造。上図参照してください。
ビンドウは要するに小魚用のドウの事
要するに入りやすいが出にくい構造で、しかも水を抜きやすい構造にすれば引き揚げるときに楽である。ウナギを捕る竹細工で出来た仕掛けをドウと言う。ウナギのドウは下記のページを参照下さい。
このドウと同じ考え方を瓶で作り、名前をビンドウと言ったのかもしれない(本当はどうなのかは何とも言えない)。このビンドウに入るような魚は実際小魚であり、大きいのは無理。こんな道具のある事を黒縁メガネ君はよく知っていた。当時はペットボトルは無かったので、坂川沿いの釣具屋(浮見堂)でこのビンドウを買っていった記憶がある。
1966年頃の水元公園の様子(国土地理院の空中写真より)
1966年の水元公園空中写真を見ても、子供の頃何処をどう自転車を転がし、水元公園に行って、どの辺りでビンドウを使いタナゴ採りをしたのかさっぱり覚えていない。水産試験場辺りだとは思うが、記憶が曖昧で困る。こういう時に古ヶ崎の黒縁メガネ君が居ればおおよその場所も分かるだろうし、「それじゃあ、久しぶりにみんなで行くか」という事も出来る。
黒縁メガネ君の消息が分からず、非常に残念である。
江戸川→大場川→水元公園(旧行脚番外編より)2006年1月22日
2006年1月22日自然通信社、江戸川の自然環境を考える会の主催する一月の定例観察会が行われました。江戸川、ふれあい松戸川→三郷有料道路→大場川→水元公園→坂川と回って参りました。前日の大雪の為、たくさんの雪が残っていて江戸川や水元の普段見られない風景に感激しました。
風紋
光と川面-三郷有料道路からの眺め
凍った川の表面@三郷側の中州
堤防の雪滑り
雪の無い堤防を段ボールで滑るのはした事がありますが、雪の場合、江戸川での経験ありません。
大場川とヒドリガモ
閘門橋と大場川
キカラスウリ
普通のカラスウリよりもかなり大きい
森の様子
寒そうに佇むアオサギ
釣り人と餌をねだるコサギ
アキニレの圃場
凍る大場川
ヒイラギナンテンのつらら
この日は本当に寒かったねえ・・・
関連投稿
最後に
「雪景色と水元公園」は行脚番外編で作成し、2014年及び2022年にリメーク、アップデートを行いし「水元公園と私」とした。
コメント
4~5月の良い季節、家庭訪問や「ちきょうけん」なる先生方の研修がある日は半ドンとなり、そういう日には友達のお父さんから貰った四つ手網を持って自転車で水元公園に行っていました。さくら堤や内溜周辺のお店で赤虫を200円くらいでゲットするのですが、その時にデカい握り飯くらいのサナギ粉を混ぜたマッシュポテトも200円くらいで買って、四つ手網用の寄せ餌に使っていました。デカい握り飯の様なマッシュポテトは同じ物を何軒かのお店で売っていたので、近所の人がお店に納めていたのだと思います。これは翌日には売れないらしく、夕方になると安く売っていました。お店のおじさんから、綺麗なお姉ちゃんのパンストに入れてぶら下げておくと良いというアドバイスをもらいましたが、生憎女兄弟がいなかったので、母のいらなくなった物を使っていました。
このころはクチボソというと専らモツゴでしたが、最近では何処に行ってもタモロコが多くなったなぁ・・とか思っています。この時期はモツゴの繁殖期で口のまわりに大量のボツボツがでていて、何かの病気ではないかと友達と気持ち悪がっていましたが、後にそれが「追星」だということを知りました。また、タナゴの尻から金魚の糞のような物が出ている物が取れることが多く、それはタナゴの糞だと思っていましが、後にそれが「産卵管」だということを知りました。
うしとら様、
すごいなあ〜私はポテトは使わなかったなあ!
鯉釣りの吸い込み用の練り餌をチビチビ使ってました。
それにしても色々な釣りの知恵が有るんですね!確かにポテトは足が早そうなので、一晩置いたらダメなんでしょうねえ!
赤虫はタナゴを竿で釣る時に使った。
口が小さいので針は極細じゃないと食いついてくれなくて、あと赤虫の掛け方が悪かったのか、針で刺すと潰れた様になってしまって、何度も何度も赤虫を付け替えないとならなかったのをおもいだします。
ただ、タナゴ釣りの場合、主水池だとヘラブナ師のおじさん達に怒られそうで四つ手網は使えなかった。考えてみれば、水元公園だったら広いし、四手網でも良かったのにね!
それと、子供の頃捕まえていたクチボソは側線が長くて顔の方まで来ていたので、モツゴですね。あの当時は区分けまでしていませんでしたがね。