上海で見つけた中国料理
十三香清水龍蝦とは
十三香清水龍蝦
上海にて
2006年撮影
2007年頃、上海に2週間ほど滞在していた事がありました。外地に一人でおりますと、寂しいこともあり、「今日は何を食べるかなあ・・・」という事が一日を過ごす上での楽しみと言いますか、大事なポイントになりました。ある日、街を歩いていた時にこんな写真を見かけました。
｀十三香清水龍蝦｀と書いてあります。龍蝦とはロブスター（伊勢エビ）なのですが、清水つまり淡水のロブスター・・・と言えばザリガニですね。小龍蝦とも言うそうです。十三香とは東北地方で使われるスパイスミックス（主に、八角、花椒、茴香、桂皮、黒胡椒、陳皮、カルダモン、クミン、丁香、生姜、甘草、サンナが入る）調味料。同じ様なスパイスミックスに五香茄子で有名な五香粉がありますね。
｀麻辣鮮香｀なので山椒と唐辛子を使いビリビリと舌が痺れ、ヒリヒリと辛い味付けなのでしょう。聞くところによれば５月はザリガニ料理の旬なのだそうです。
麻辣小龍蝦の作り方
エビを捕まえるところから、調理するまでの作業をYoutubeで紹介する人がいました。ご興味のある方はどうぞ。
エビチリ味比べ
フリー素材.comさんより
https://free-materials.com/
麻辣小龍蝦ではなく、エビチリを使った例のお話です。私は食べる気になりませんが、ザリガニの味は案外悪くないそうです。以前古田選手等著名プロ野球選手がテレビのグルメ番組に出ておりました。この番組の企画で高級伊勢エビを使ったエビチリとザリガニを使ったエビチリを目隠し比較して高級なエビチリを当てるゲームだったのですが、皆さん見事に外れていたっけ・・・
K選手もザリガニを選び「美味しい！」と絶賛。彼は自称｀グルメ｀との事でして、絶賛したエビチリがザリガニだと知った時は苦虫をつぶしたような顔をしていたっけ・・・実際アメリカザリガニは美味しいのかもしれませんが・・・私の既成概念かもしれません。分かっちゃいるけど・・・でも、やはり未だに食べる気持ちになりません。
松戸にもたくさんいたね
ザリガニについて
2006年7月撮影
松戸市秋山の湧水にて
上海で見た写真のザリガニは多分私が小さい頃に見たマッカチン（アメリカザリガニ）と同じ種だと思います。小さい頃、松戸市小根本の池（今はマンションが建っている）や伝兵衛新田の用水路などでよくザリガニを捕まえましたが、食べるという発想は全く無かった。
友達の黒縁メガネ君から「ザリガニを食べると肝臓ジストマになるぞぅ～」と驚かされた事もあり、どちらかというと汚れ気味の場所に生息して、小魚を食べてしまうせせらぎのギャングの印象が相伴いとても食べる生き物だというイメージ自体が無かった。
ところで、国立国会図書館のレファレンス協同データベースによるとアメリカザリガニが日本に初めて持ち込まれたのは、昭和２年５月１２日だそうです。当初は食用ガエルの餌として持ち込まれ、鎌倉市大船の下関の養蛙池に放養され、その池から逃げ出したザリガニが野生になって大船一帯に繁殖し、全国に広まったと考えられるとなっています。
ザリガニを捕まえる用意
Krista GrearによるPixabayからの画像
ザリガニ釣りは子供の頃、私のメインの遊びではなかった。どちらかというと「あ、取れちゃった」という感じの邪魔者扱いのイメージが強かった。普段はクチボソや小ブナを取り、主水池ではタナゴ、釣り竿を使えば大きめのマブナ、中々釣れないがヘラブナも釣れると嬉しかった。それが魚捕り遊びの王道だったように思う。
とは言うものの、浅い湧水のところなどは、ザリガニの頭が見えていて、よし釣ってやるか！という感じで釣り上げた。
餌用のザリガニの一匹目の捕り方
タモ網が一番手っ取り早いが、無い場合は手づかみになる。手づかみは簡単ではないが出来ないことも無い。ザリガニはあのハサミで挟まれそうで、怖いのだが、あのハサミの有る腕を封じてしまえば、あとは怖いことは無い。それと水の中にいる時は素早いが、水から出てしまうと動きが遅くなる。だから、ザリガニを陸地に追い込んでしまうか、或いは入り江のような場所を作って追い込んでしまえばよい。
人間がいると、腕を広げて威嚇してくるが、追い込んだ後であれば動きが鈍いので、尾の方からさっと手を持っていって、両ハサミを掴んでしまえばよろしい。捕まえた後餌にするのは簡単なのだが、このページの性格上、あからさまな書き方が出来ないので、ご想像におまかせする。
ザリガニの釣り方
ザリガニ釣り
2021年11月13日作成
by 表の家 道草亭ペンペン草
ザリガニ釣りに必要なのは、先ずはタコ糸の様な紐があれば良い。それと必須ではないが、竿があれば、なお良い。近くにネザサの林があれば、そのネザサを使っても良い。或いは枯れた植物の茎などで十分。餌はザリガニの尾の部分で、最初の一匹目を捕獲してしまえばあとは餌いらずという感じだ。
ザリガニの尾を使うのが嫌だという人は、スルメイカみたいなものでもよい。よっちゃんイカは使ったことが無いが、多分使えると思う。色々と試してみて、食いつきの良い餌を探すのも遊びの醍醐味だと思う。
最後に
この投稿は”ザリガニと私ー上海編”というタイトルで、2007(平成19)年6月10日（日）に掲載してものを最近の情報に合わせて調整し、再投稿しました。当時の内容からはかなり変えています。
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