松戸行脚

松戸の三匹獅子舞

獅子舞の美しい姿 松戸行脚
獅子舞の美しい姿 2004年9月10日撮影
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松戸市にある三匹獅子舞

関東地方を中心に広く行われている行事で、五穀豊穣を願う祭りだが、特徴としては一つの獅子に一人が入る(一人立ち)獅子舞で、この一人立ちの獅子が三匹集まり、(一人立ちの)三匹獅子舞という事になる。この行事とは違う、他の獅子舞には二人立ちの獅子舞がある。二人立ちとは一つの獅子に二人入り演じるものである。

お囃子は基本的には篠笛で、大橋では唄も入る。村祀り的な規模で見ていると面白い。こういうお祭りがあるんだなあ・・・という気分に浸る事が出来る。

催される神社マップ

画面いっぱいにご覧になりたい方はフルスクリーン表示をクリックお願いします。

上のマップは三匹の獅子舞が催される各神社の位置です。下記の4箇所で行われます。ただ、上本郷の三匹の獅子舞は同日で風早神社が昼過ぎ、明治神社が夕方から行われる。

  • 和名ヶ谷日枝神社 松戸市和名ケ谷822
  • 上本郷風早神社 松戸市上本郷2599番地
  • 上本郷明治神社 松戸市上本郷2087番地
  • 大橋胡録神社 松戸市大橋769

私が行ったことがあるのは風早神社、明治神社の獅子舞、大橋の獅子舞だけである。写真としては明治神社と大橋の胡録神社があるので、それらを紹介したいと思う。

上本郷明治神社 三匹獅子舞

獅子舞の美しい姿

上本郷獅子舞の美しい姿
2004年9月10日撮影

例大祭の日が10月9日で、元々はこの日に行われていたが、現在は第二日曜日に定められている。

上本郷の獅子舞のちらしより

「上本郷の獅子舞(松戸市指定無形文化財)
上本郷の三匹獅子舞は、江戸時代中頃に伝えられたといわれます。当地では、神に供えた鹿の頭を模しているとされ、五穀(ごこく)豊穣(ほうじょう)・厄病退散を願って舞います。三人一組の舞子が合計六組おり、風早神社・明治神社にて順に舞を奉納していきます。それぞれが大獅子・女獅子・中獅子に扮し、太鼓を打ち鳴らしながら横笛にあわせて力強い舞を披露します。獅子の世話を焼いているのは、野猿坊といわれる役です。

一.花の道中 一の鳥居から練り歩きます。
二.中の道中 二の鳥居まで練り歩きます。
三.野猿道中 足を左右に跳ねあげながら前進します。
四.女獅子の出派 女獅子の顔見せです。他の二匹と異なり、足を高くあげず体を左右に振りながら溌刺と舞います。終わりに前に出るのは中獅子です。
五.中獅子の出派 中獅子の顔見せです。首を左右に振る所作が多く、獅子頭の細かな揺れが美しい舞です。
六.中獅子の御子 若くしなやかな中獅子と溌刺とした女獅子が、ともに舞い遊びます。両者は対称的ですが、足の運び方にそれぞれの特徴が出ています。        
七.中獅子の岡崎 引き続き中獅子と女獅子とが連れ立ち戯れる様をあらわします。最後に大獅子が勇壮に出てきます。
八.大獅子の出派 大獅子が顔見せです。威嚇するような所作で硬派な力強さを誇示します。
九.さがりは 三匹が並んで、一斉に跳躍したり腰を落としたりする激しく美しい舞です。
十.大獅子の御子 三匹が腰を落とし顔をつき合わせる所作が出てきます。これは、話し合いの様を表すといわれます。
十一.岡崎 一、二年目の舞子が舞います。それぞれの獅子の性格があらわれた所作で、にぎやかに舞います。途中、花カゴの後ろに女獅子が下がり、大獅子と中獅子のケンカが始まります。
十二.橋がかり 三、四年目の舞子が舞う、岡崎よりも長く難しい曲です。笛、太鼓、所作が徐々に盛り上がり、迫力を増していきます。ここでも花カゴが登場しケンカが見られます。
十三.剣 五、六年目の舞子が舞います。大獅子と中獅子は腰に剣をはき、氏神様の前で蛇に見立てた竹を切ります。これは厄除けの意味が込められた重要な場面であるとともに、最大の見せ場でもあります。その後花カゴが登場し、ケンカが始まります。(上 本 郷 獅 子 講 中)」

上本郷の三匹獅子舞その他の写真

「五.中獅子の出派

「五.中獅子の出派」2004年9月10日撮影
「中獅子の顔見せです。首を左右に振る所作が多く、獅子頭の細かな揺れが美しい舞」

「七.中獅子の岡崎」

「七.中獅子の岡崎」2004年9月10日撮影

「七.中獅子の岡崎」

「七.中獅子の岡崎」を演じている。ちらしによれば「引き続き中獅子と女獅子とが連れ立ち戯れる
様をあらわします。最後に大獅子が勇壮に出てきます」とある。2004年9月10日撮影

三匹の獅子

2004年9月10日撮影

お囃子

お囃子、基本的には篠笛だけ。2004年9月10日撮影

三匹登場

三匹登場
2004年9月10日撮影

本殿

本殿では
2004年9月10日撮影

大橋胡籙神社 三匹獅子舞

大橋の獅子舞は面白い。何が面白いかというと道化役の猿のうごきだ。三匹の獅子舞やお囃子の人達は、基本的には観客との交流は無い。ところが、猿は積極的に客席に入っていって、交流する。体に綱を巻いているが、これを使って道化をする。子供たちの人気者だ。投げ銭もある。投げ銭を猿に与えると、お礼にみかんをもらえた。

大橋三匹の獅子舞

大橋三匹獅子舞 2009年10月29日

大橋三匹の獅子舞

大橋三匹獅子舞 2009年10月29日

大橋三匹の獅子舞

大橋三匹獅子舞 2009年10月29日

大橋三匹の獅子舞 2009年10月29日

大橋三匹獅子舞 2009年10月29日

大橋の三匹獅子舞の様子をYoutubeにアップロードしました。下記両方とも2009年10月29日撮影です。

また、公式のページであるのかどうか分かりませんが、大橋の三匹獅子舞のPRのページが有りました。大橋三匹獅子舞。又、PRの為の、Facebookのページもありました。

和名ヶ谷の三匹獅子舞

残念ながらまだ訪れていないが、昭和30年頃に松戸商工会議所から発行された絵はがきがありますので、ご参考までにおきます。

wanagaya-shishimai

和名ヶ谷獅子舞絵はがき
昭和30年頃松戸市商工会議所より発行

それぞれの獅子舞の開催日

  • 和名ヶ谷日枝神社 9月20、21、22日
  • 上本郷風早神社 10月の第2日曜日 (元々は10月9日)の昼過ぎから・・・
  • 上本郷明治神社 10月の第2日曜日 (元々は10月9日)の夕方から・・・
  • 大橋胡録神社 毎年10月の最終日曜日(元々は10月28日、29日)

最後に

この三匹獅子舞は2004年に松戸行脚で掲載、その後2008年9月に修正、2021年8月にWordpressのプラットフォームに組み換え、大幅な修正を加えた。

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