松戸行脚

水の豊富な竹ケ花、根本地区と”竹ヶ花雷電湧水”

竹ケ花雷電湧水看板松戸行脚
竹ケ花雷電湧水看板
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水が豊富だった竹ケ花、根本地区

私が生まれ育った松戸市竹ケ花、よく遊んだその周辺の根本、南花島、小根本、古ヶ崎など、子供の頃を振り返りながら考察してみたい。

我が家の近くは地下水が豊富だった

どくだみ

ドクダミ  2020年5月30日撮影

我が家の周りは水が豊富でした。土を三十センチも掘るとコンコンと水が溢れてきた。庭の土質はジメジメとして、ミミズが多く土が肥えていた。明らかに小動物の住みやすい土壌で小さい頃は土カエルが住み、又、雨の日はどこからともなく雨蛙が現れアオキの影に潜んでいた。

付近にはいくつもの井戸があった。松戸米穀倉庫、竹山クリーニングさん、牛久さん、紺屋(こうや)さんのところをはじめ他にもたくさんあった。父によれば昭和三十年に家を建て替えるまでは我が家にも井戸があったらしい。紺屋さんの井戸は付近にドクダミのたくさん生え、そして雑木に囲まれた谷津のような場所にあり、私の遊び場でもあった。ただし、この井戸は使われず朽ち木の蓋がしてあった。

古井戸に落ちた

井戸

古井戸
2000ピクセル以上のフリー写真素材集

ある日妹を連れてこの井戸付近で遊んでいた時の事だった。私が井戸の蓋になっている朽ち木の上にのって跳びはねて遊んでいたら、突然視野が変わり……うわぁぁぁ!

妹によれば跳びはねた次の瞬間私が`ふっ`と忽然として消えたそうだ。まるで怪獣映画の一シーンの様に・・・

そして「ドボ~ン!」私は井戸の底にぃ~!

カワズと井戸

カワズと井戸 いらすとやさんのイラスト

然し、ご安心!実はこの井戸、深さが1.5メートル程度しかなかった。浅くて良かった。もしもこれが深さ二十メートル以上もある深井戸だったらと考えると今でも恐ろしくなる。又、この古井戸に関してはこの近所だけにまつわる逸話がある。ただ、この古井戸にまつわる祟りがあった。お稲荷さんに関わる祟りだが、今はまだ書く勇気がない。

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昭和30-40年代の遊び場

私の遊び場マップ(地理院地図Vectorより)


上の画像は国土地理院の地理院地図Vectorを使用しています。1945-50年頃に撮影された空中写真に川などの水路、私が遊んだ水場、そして竹ケ花雷電湧水の位置を書いています。当時の用水路の位置も入れようとしています。中々大変ですが、作業中です。もし間違いやここにはこういう池、用水路、湧水地があったよ・・・というご意見歓迎いたします。

”ジメジメとした湿地”

下総台地に降り注いだ雨が浸透した結果として、私が住んでいた竹ケ花は地下の水脈が案外地表から浅いところにありました。その為、”ジメジメとした湿地”という場所は年がら年中地面が沼地のようなぐちゃぐちゃした場所で、ドクダミが繁茂し、古井戸もあり、イチジクの木があり、カエルが好んで住むような状況の場所でした。

この付近にはこの数年後松戸市道が完成する場所です。又、市役所も高台に無く、松戸土木事務所も松戸米穀倉庫も竹ケ花には無かった。道が途中でクランクしている所が竹ケ花の踏切でそこから南東(上写真で言えば踏切の右下)は緑と空き地ばかりだった。

”竹藪下の湧水池”

東葛土木事務所の南側に現在大きな屋外の駐車場とマンションがありますが、ここにはかつて竹藪がありました。この竹藪の線路側は1.5-2.0mほど低くなっていますが、この付近にも湧水池がありました。ここではザリガニ、クチボソ、メダカなどが居ました。今は完全に埋め立てられ、東葛土木事務所の駐車場に使われています。

”竹ケ花雷電湧水”

この湧水はページ後半で説明します。

“蓮畑(魚採れた)”

蓮

蓮 JingによるPixabayからの画像

北部小学校の南側に”蓮畑(魚採 れた)”という場所がありますが、ここは今グリーンマンションの建っている場所ですが、私が小さい頃は蓮が生えていて、小魚などが採れた場所でした。あの界隈は全くかわってしまいました。

”魚を採ったポイント”

現在の坂川・六間川・樋古根川の合流地点

現在の坂川・六間川・樋古根川の合流地点
2021年5月26日撮影

北部小の西側方面に”魚を採ったポイント”という場所がありますが、ここは坂川、六間川、樋古根川の合流場所で魚が採れるポイントでした。この界隈は、古ケ崎五差路の付近の場所で、現在は川に降りられなくなっていますが、私が子供の頃は水辺で遊べ、大きな四手網を常時置いている人もいました。すっかり変わりました。

上の写真の中央に見えるのが樋古根川、手前から左奥に流れるのが坂川、右側は雑木で覆われて見えないが雑木の向こう側に右方向に流れる川があって、それが六間川。

“魚採りした水田”

中央下辺りに、”魚採りした水田”という場所がありますが、これは現在の税務署の東側付近です。パルファンなどがある場所かな?ここは小根本の谷津の端に当たる場所で、水田が広がっていました。子供の私には池に見えました。小魚も採れましたね。

“小根本の山下の湧水池”

地図をグリグリししますと、地図が広範囲で見られるようになりますが、上の”魚採りした水田”の下方面に”小根本の山下の湧水池”という場所があります。ここは小根本の山に浸透した水が湧き水となって出来た場所だと思われます。ここは冬になりますと、氷が張って、にわかアイススケートが出来ました。勿論スケートシューズなんてありませんから、ズックで遊びました。ここではザリガニが良く採れたっけ・・・現在はクイーンシティ松戸というマンションが建っている場所です。

このマップにはその他私が遊んだ場所や元用水路などが描かれていますので、お時間のある時にご覧ください

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竹ケ花雷電湧水の説明

「竹ヶ花雷電湧水」について

さて、前置きが長くなりましたが、昭和三十年代までは、町のあちこちに用水路があり、湿地帯があり、魚取りのポイントがありました。竹ケ花雷電湧水もその一つだったという事になります。ここに行きますと下記のような看板があります。

竹ケ花雷電湧水説明版

竹ケ花雷電湧水説明版 撮影2021年5月2日

説明板にはこのように書かれている。

「かつて、松戸市には多くの湧水があり、生活用水や農業用水などとして身近に利用されて、その水は市内の河川に清らかな流れをもたらしていました。しかし、都市化の進展により雨水が地下にしみ込みにくい状態になり、湧水は減少・枯渇しています。このように市街地に現在でも残っている湧水は、うるおいとやすらぎのある水辺空間であるとともに、市内の河川の水源としても大きな役割を果たしています。これからも、このような貴重な湧水を守り、身近な自然を大切にしましょう。この湧水池は松戸市農業協同組合が整備し松戸市に寄贈されたものです。* あぶないですので中に入らないでください。平成9年3月 松戸市河川課」

竹ヶ花雷電湧水植物マップ

雷電湧水マップ

雷電湧水マップ

このページを読んで竹ヶ花雷電湧水に興味を持った方の為、竹ヶ花雷電湧水植物マップを作った。下のリンクをクリックすれば印刷用のファイル(PDF)をダウンロードすることが出来る。

竹ヶ花雷電湧水植物マップ

ご興味がございましたら是非竹ヶ花にお立ち寄りください。ただ、本当に小さい湧水で、わざわざ遠方からこの竹ヶ花雷電湧水だけを見にいらっしゃるのは心苦しい。何かのついでという事で。このマップは湧水の見学目的でしたら、自由にプリントして頂いても構いません。ただ、それ以外の用途、他のサイトへの引用、転用、商用などの目的の場合はご連絡お願いします。また、著作権は放棄してませんのでよろしくお願い致します。又、植物が違うぞ……等ご意見は大歓迎です。再調査させていただきます。遠慮無くお知らせください。

竹ケ花雷電湧水のスナップ

竹ケ花雷電湧水入り口付近から眺める 2021年5月2日撮影

竹ケ花雷電湧水入り口付近から眺める 2021年5月2日撮影

竹ケ花雷電湧水近くから眺める 2021年5月2日撮影

竹ケ花雷電湧水近くから眺める 2021年5月2日撮影

竹ケ花雷電湧水左から眺める

竹ケ花雷電湧水左から眺める 2021年5月2日撮影

竹ケ花雷電湧水敷地上の樹木

竹ケ花雷電湧水敷地上の樹木 2021年5月2日撮影

竹ケ花雷電湧水敷地奥の上部樹木

竹ケ花雷電湧水敷地奥の上部樹木 2021年5月2日撮影

竹ケ花雷電湧水敷地入口方面を見る

竹ケ花雷電湧水敷地入口方面を見る 2021年5月2日撮影

 トクサ:トクサ科トクサ属

トクサ:トクサ科トクサ属

トクサ:トクサ科トクサ属

手前にはトクサが見える。Wikipediaによれば「北半球の亜寒帯南部から温帯北部にかけての広範囲、日本では北海道から本州中部にかけての山間の湿地に自生するが、観賞用などの目的で栽培されることも多い」とある。確かに、ビルの地面と接するあたりに植えてあるところが多い。松戸でも散歩をしているとよく見かける。

また、「小話に、明治の郵便夫が、草鞋があまりに擦り減るのを嘆き、擦り減らなさそうな材料としてトクサを使う話がある。その結果、足先から擦り減って頭だけになった郵便夫は、頭を鞄に片づけて帰ったという落ちである」と書かれている。

ヤブソテツ:オシダ科ヤブソテツ属

ヤブソテツ:オシダ科ヤブソテツ属

ヤブソテツ:オシダ科ヤブソテツ属

Wikipediaによれば、オシダ科ヤブソテツ属の植物で、「日本では身近なシダ類のひとつであり、特にオニヤブソテツは道端や畑などの石垣等にも出現する普通種である。ときに庭園などでも利用されることもある。しかし欧米ではヤブソテツとオニヤブソテツ、特に後者は観葉植物としてシダ類ではポピュラーなものである。大柄で緑が濃くて常緑のシダは鑑賞的に評価が高い。英名はholly fermである」とある。
ただ、これは身近過ぎて、私の住む家の近くの排水溝の中でも生えている。ただ、これオニヤブソテツなのかヤブソテツなのか見分けは付かない。

ボックスウッド:ツゲ科ツゲ属

ボックスウッド:ツゲ科ツゲ属

ボックスウッド:ツゲ科ツゲ属

スドウツゲ或いはセイヨウツゲとも呼ばれるツゲ科ツゲ属でツゲの仲間。日本のツゲは見た目として色が濃いが、海外から輸入したボックスウッドは色が薄い若葉色をしている。園芸で箱型に剪定するから名前がついたのかと思うとどうやら違っているらしく、Wikipediaのツゲの欄を見ると、もともとコリント人がこうした木材を使ってピュクシス(木箱)を作ったのがこの語源らしい。

ホウライシダ:ホウライシダ科ホウライシダ属の植物(流通名として”アジアンタム”と呼ばれる事もある)

ホウライシダ:ホウライシダ科ホウライシダ属の植物

ホウライシダ:ホウライシダ科ホウライシダ属の植物

Wikipediaによれば、「温帯から熱帯にかけて広く分布する。日本では四国や九州、伊豆半島などに分布するが、栽培されていたものが野生化していることもある。園芸用に室内や温室などで栽培もされている」とされており、確かに多くの水辺において、雑草のごとく繁殖しているのを見ることがある。特別に珍しい植物とも言えない。香港に住んでいた頃も見たことがあった。

モッコク:モッコク科モッコク属の常緑高木

モッコク:モッコク科モッコク属の常緑高木

モッコク:モッコク科モッコク属の常緑高木

Wikipediaによれば「江戸五木の一つ。モチノキやマツと並び「庭木の王」と称される」との事で、葉柄の部分が少し赤いので、すぐに見分けられる。我が竹ケ花の実家にも大きなモッコクがある。

その他

井

イラガの繭

イラガの繭

あとがき

注:このマップ及びページの写真に関して、Pirarin様、Peco様、近所の大先輩N氏の貴重なご意見をいただいた。誠にありがとうございます。

この「竹ヶ花雷電湧水」は松戸行脚2005において作成、2008年10月リメーク、2021年2月、7月に大幅なレイアウトの編集と共に内容を殆ど全部書き直しをした。

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