昔日の松戸松戸の古絵葉書

松戸市の小学校、古絵葉書

松戸尋常高等小学校松戸の古絵葉書
松戸尋常高等小学校
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松戸の小学校が木造校舎だった頃

私が北部小に通い始めたのは昭和30年代で、校舎も講堂も木造だった。教室も廊下も床は板張りで、板目の年輪の硬い部分だけが表層に残り、年輪と年輪との間の柔らかい部分は窪み、雑巾で拭き掃除をすると大きな棘が刺さりそうで怖かった。校舎の北側の窓の向こうには、田畑が続き白鷺が舞い降りてはエサを啄む。

給食室の正面辺りには肥溜めがあった。各家庭でも水洗は殆どなかった。そんな環境だったからか、ハエは多かった。学校単位か市の単位か、ハエ取りコンクールもあった。

北部小学校の校歌と周辺

サギ

サギ 2020年12月1日撮影@千駄堀

北部小の校歌に出てくる、”シラサギ”、”アカシア”、”プラタナス”、”つくばね”は確かにあった。ただ、あったのはアカシヤではなくて、ニセアカシヤだったと思う。?確か旧正門を入って左の桜の木の間にあったと思う。ただ、このニセアカシア、枯れたのか2021年現在見られない。

つくばね(筑波山)は天気の良い日に、今でも江戸川からはよく見える。北部小の校舎から見えたのかどうかは、記憶が怪しくて申し訳ない。

我が尊敬するるみるみさんが、以前ご意見箱で「何しろ昭和30年代の北部小は冨士と筑波が見えてSLとはつかりが走って、周りは田園、白鷺が飛んでいました」ありがとうございます。

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絵葉書に登場する小学校について

出身が北部小学校だったので、つい北部小の事について書いてしまった申し訳ない。さて、現在所有している絵葉書は、現在の小学校名で言うと、中部小、北部小、矢切小、南部小となる。この内一番古いと言えるのは中部小で、次に古いのは矢切小、そして残るは北部小、南部小。実は北部小は明治9年創立の上本郷小と明治7年創立の古ケ崎小を合併させて、昭和2年に 明尋常高等小学校創立した。

新校舎が落成し児童が通い始めたのが昭和4年なので、公式には北部小の創立は昭和4年。一方、南部小は大正14年に松戸尋常小学校第二校舎として創立しているので、北部か南部かと言われたら、南部の方が創立が古い事になる。一応、それぞれの小学校の歴史について、簡単にまとめてみた。

中部小学校の歴史

  • 1873(明治6)年1月15日:松戸小学校創立(西蓮寺に借家)
  • 1884(明治17)年7月6日:校舎新築落成
  • 1887(明治20)年2月28日:松戸小学校を、松戸高等小学校松戸尋常小学校に分離
  • 1908(明治41)年5月1日:松戸高等小学校を閉鎖、松戸尋常小学校と併置し「松戸尋常小学校」に改称
  • 1925(大正14)年1月27日:第二校舎新築落成(南部小の事)
  • 1934(昭和9)年4月1日: 明尋常小学校、矢切尋常小学校を合併 北部校舎、矢切校舎とし、第二校舎を南部校舎と呼称
  • 1942(昭和17)年3月31日: 各校舎分立、「中部国民学校」と呼称
  • 1947(昭和22)年4月1日: 新学制により、「松戸市立中部小学校」と改称

という事で、中部小だけの歴史というよりは他の小学校の歴史になってくる。

この年表は松戸市立中部小学校のホームページを参考に抜粋し、西暦を入れて他の小学校と比較しやすいようにしたものです。

矢切小学校の歴史

  • 1873(明治6)年8月18日:下矢切正徳寺を仮校舎として開校する
  • 1885(明治18)年9月 – 仮校舎下矢切正徳寺の破損が甚だしいため、下矢切村西蓮寺に移転
  • 1889(明治22)年4月1日: 松戸小学校矢切分校と改称する
  • 1891(明治24)年3月 – 生徒数激増に伴い、中矢切村字坂の上に校舎を構える
  • 1892(明治25)年9月15日: 小学校令の改正により、矢切尋常小学校と改称する
  • 1934(昭和9)年3月29日: 松戸尋常小学校と合併、矢切校舎となる
  • 1942(昭和17)年4月1日: 矢切国民学校と改称し、独立校となる
  • 1947(昭和22)年4月1日: 学制改革により 松戸市立矢切小学校となる

補足:矢切小は正德寺→西蓮寺→浄安寺の横(現在に至る)と二度場所を移動している。ウィキペディア松戸市立矢切小学校参照。

又上の年表は、松戸市立矢切小学校のホームページの年表を抜粋、西暦を入れ、ウィキペディアの松戸市立矢切小学校の記述も加え加工したものです。

南部小学校の歴史

  • 1925(大正14)年11月27日: 松戸尋常小学校第二校舎として創立
  • 1942(昭和17)年3月31日: 松戸南部国民学校として独立設置
  • 1943(昭和18)年4月1日: 松戸市制施行により、松戸市南部国民学校となる
  • 1947(昭和22)年4月1日: 千葉県立南部小学校(松戸市立南部小学校?)と校名変更

この年表は松戸市立南部小学校のホームページに書かれた年表を抜粋し、西暦を入れて加工したものです。

北部小学校の歴史

  • 1874(明治7)年1月28日: 古ヶ崎尋常高等学校創立
  • 1876(明治9)年1月15日: 上本郷尋常高等学校創立
  • 1927(昭和2)年3月31日: 古ヶ崎尋常高等小学校・上本郷尋常高等小学校を合併し改称  明尋常高等小学校創立
  • 1928(昭和3)年1月14日: この地において新校舎建築地鎮祭ならびに起工式
  • 1929(昭和4)年5月27日: 新校舎落成 式挙行。この日を明校の創立記念日とする
  • 1929(昭和4)年3月31日: 古ヶ崎、上本郷両分校から明尋常小へ271名の児童が移る
  • 1933(昭和8)年4月1日: 明村、松戸町の合併により松戸町明尋常高等小学校と改称
  • 1934(昭和9)年4月1日: 松戸尋常高等小学校北部校舎と改称
  • 1942(昭和17)年3月31日: 松戸町北部国民学校と校名変更
  • 1943(昭和18)年4月1日: 松戸市北部国民学校と改称
  • 1946(昭和21)年4月: 松戸市立北部小学校と改称

この年表は松戸市立北部小学校のホームページに書かれた年表を抜粋し、西暦を入れて加工したものです。

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それぞれの絵葉書

松戸尋常高等小学校No.1 松戸・坂入書店発行 明治41-昭和17年に発行(現中部小)

松戸尋常高等小学校

松戸尋常高等小学校No.1 松戸・坂入書店発行 明治41-昭和17年の間に発行

正面の校舎を見ると、腰の部分が下見張り、屋根の下が漆喰、漆喰と下見張りの間がガラスになっている。これが校舎かな?柳の木の裏側が渡り廊下。右の校舎は、漆喰の部分に窓があるので、多分天井の高い講堂のような場所かもしれないと思っています。デザイン的にはなかなかおもしろいな・・・と思っています。

松戸尋常高等小学校(現中部小)がまだ、現在のキテミテマツドの場所にあった頃なので、多分、正面の柳の木の向こう側、校舎の裏側に並木道の様な状態になっていますが、線路側を見ているのではないかと思っています。写真が少しボケてますが、左の方に人物が写っているので、拡大してみてみますと下記のようになります。

松戸尋常高等小学校

少年の姿が見える。着物白帯、帽子のトップが白色。下駄という姿。

少年の姿が見える。着物白帯、帽子のトップが白色。下駄という姿。

松戸尋常高等小学校No.2松戸・坂入書店発行 明治41-昭和17年に発行(現中部小)

松戸尋常高等小学校

松戸尋常高等小学校No.1 松戸・坂入書店発行 明治41-昭和17年の間に発行

No.1の写真よりは樹木が少ないので、No.2の写真の方が新しいと考えているが、なんとも言えない。ただ、キテミテマツドの周りがこんな感じだったのかと思うと不思議な感じがしてくる。また、左の小道に人が写っているので拡大してみるとこんな感じです。

松戸尋常高等小学校

子供をあやしている

この写真を見て、”おしん”を思い出す人は少なくないと思いますがいかがでしょうか?

松戸尋常高等小学校中部校舎全景 坂入書店発行 昭和9年頃発行?

松戸尋常高等小学校中部校舎0

松戸尋常高等小学校中部校舎全景 坂入書店発行 昭和9年頃発行と思われる

多分、上の校舎は昭和9年頃の写真で、右下の写真は明治大正の頃の校舎だと思う。

松戸尋常高等小学校 中部校舎作法室(右上) 南部校舎講堂(左下)坂入書店発行

松戸尋常高等小学校 中部・

松戸尋常高等小学校 中部校舎作法室(右上) 南部校舎講堂(左下)

松戸尋常高等小学校 中部校舎作法室(右上) 南部校舎講堂(左下)、多分昭和3~8年の間の絵葉書だと思う。

松戸尋常高等小学校北部校舎 昭和3-4年の頃 坂入書店発行

松戸尋常高等小学校北部校舎S

松戸尋常高等小学校北部校舎

まだ、北部校舎が落成していないので、昭和3年~4年の間ではないだろうか?

松戸尋常高等小学校 南部校舎右上と矢切校舎左下 昭和3~9年 坂入書店発行

松戸尋常高等小学校 矢切S

松戸尋常高等小学校 南部校舎右上と矢切校舎左下

右上の写真が南部校舎、左下の写真が矢切校舎。矢切校舎は素朴な感じがして素敵ですね。

松戸尋常高等小学校児童成績品

松戸尋常高等小学校児童成績

松戸尋常高等小学校児童成績品

あとがき

この絵葉書は2010年頃、発表し、何度かの内容変更を経て、2021年8月にWordpressの新しいフォーマットに載せた。

写真絵葉書の著作権について

注:当サイトで掲載している写真絵葉書の著作権について
免責事項→”当サイトで掲載している写真絵葉書の著作権について”を御覧ください。この考え方に基づいて公開します。

 

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