フロッピーディスクはいつ消えた?
それにしてもフロッピーディスクを使わなくなった。果たして、いつから使わなくなったのか、はっきりとした記憶が無い。少なくとも私は2000年から使っていない様に思う。2004-5年頃だったか、秋葉原で新しいラップトップを買おうとしたら、フロッピードライブがオプションで売られていた。買うべきか否やか考えてしまったのを覚えている。
業務上どうかと記憶を辿れば、香港に赴任する前(1996年頃)には、前職場のシステム管理コーナーにはスタッフ用に自由に使えるフロッピーディスクが常備されていた。赴任が終わり、2000年に帰国し、フロッピーディスクはまだ置いて在ったが、いつの間にか、それがCD-Rにきり変わっていった。
香港での記憶媒体の変遷
香港に赴任した頃、やはり主役はフロッピーディスクだった。普通の使い方をするなら、それでも十分だった。ネットで得られるデータで重くて困るもの自体が少なかったと思う。それはダイヤルアップ接続で14400や28800のモデムを使っていた時代だったからかもしれない。
赴任当時、オフィスにあったのはパワーマック6100で、秘書の女の子が扱っていた。当時のMS Office4.2 for Macintoshは重くて使い物にならなかった。まだアップルがアメリオ会長の頃だった。こりゃ、たまらんという事になってPC-AT互換機を購入し、Win95をインストールし、オフィスもインストールしたら快適だった。
ただ、Win95のインストールでは20枚くらいのフロッピーをインストールしたっけ・・・途中でディスクエラーを起こしたら、どうすりゃ良いんだろう?と不安になりながらインストールしたものだった。
香港のイラスト業の友人は
香港でイラストを稼業にしていた友人の家に行ったことがあった。彼は完成した画像のやり取りにCD-Rを使っていた。100MBを超えるデータをやり取りするには、CD-Rが必須だったらしい。妙に欲しくなり、自分も買おうかと考えたが、CD-Rはまだ高価だった。買えない値段でも無かったが、それをどうしても買わなければいけない理由は無かった。
当時雑誌で、ZIPドライブの広告をよく見た。確かフロッピーディスクの第二世代で容量が多く、早いという・・・そんな取り扱いだった。あれにも憧れた・・・しかしZIPは買わなかった。その内、知人の勧めでMOドライブを買う事にした。230MB対応のMOドライブにした。後に640MB対応のドライブを買わなかった事を後悔した。今でも中身を確認出来ないMO(640MB)は5-6本実家にある筈だ。
フロッピーディスクはドクター中松さんの発明なんですか?
フロッピーディスクはドクター中松の発明だと長い間信じていた。最近、ウィキペディアを調べてみたが、どうやらIBMの開発で完成したものらしく、中松氏の発明した物、或いは部分は何だったのか良く分からない。
富士通のFM8と共に
初めてフロッピーを見たのが浜松に常駐した1982年で、施主事務所のI君がFM8を持っていた為だった。確かこの当時は5.25インチだったと思うが、あまり記憶にない。その人はフロッピーディスクドライブも使っていたが「高価なんだ」と言っていた。そして、ソフトウエアをカセットテープの媒体で購入して使っていた。
カセットテープに入ったコンピューターゲームを
バブル崩壊後の頃、カルトQでカセットテープに記録されたコンピューターゲームのタイトルを当てるという形式のクイズをしていたっけ・・・そんな事で話題になる時代だったのだなあ・・・
消えていなかったフロッピーディスク
官僚の村木局長が疑われたあの頃
2009年に村木局長が詐欺容疑で起訴された。あの冤罪事件ではフロッピーディスクの改ざんが問題になった。ただ、当時私は2009年にもなって今時フロッピーディスクを使っている人が居るという事実に驚いた。
行政は今でもフロッピーを使っているらしい
令和五年現在「それフロッピーで頂戴」というフレーズは先ず聞かなくなったし死語に等しい。河野さんのこの発言によると行政内はまだまだなんだなあ・・・と思う。
建築の確認申請も
前職に居た頃建築の確認申請においても、フロッピー申請という言葉がまかり通っていた。切り替わりつつあるらしいが、どうやら今でも有効らしい。
米軍でも?
ボーイング社でも?
アメリカではこんな商売まで
どうやらフロッピーディスクのリサイクルをやっているみたい。
コメント