つれづれなお話レジャー昔日の松戸

ジュークボックスの思い出-微巣登路@北松戸駅前

ジュークボックス 昔日の松戸
blitzmaerkerによるPixabayからの画像
スポンサーリンク
スポンサーリンク

Music & Space

騒がしいのは好きじゃないんです

俄つくりの生バンドやカラオケ等を初めとした素人芸というのがなんとも好きになれない。本人達は喜んでやっている様だが、視聴する側としてこれ以上迷惑な事はなく雑音でしかない。楽器演奏の場合は自らその場に行かなければ聞かないで済むが、カラオケの場合は望まないのに突然始まる事もあって概ね感心しない。

飲食が可能で、ライブの様な、ホテルのラウンジの様なプロの生バンドが入って演奏してくれる場所が好き。有線放送等で軽音楽をBGMとして流してくれる様な店でも良い。ただ、ホールの様なところで、出入りも許されず、席でじっとして演奏だけを延々と聞いているだけのコンサートはあまり脚が向かない。

ジュークボックスは夢の世界

ジュークボックス

ジュークボックスの広告

1970-1990年頃にはジュークボックスのある店は頻繁に見かけた。色々なタイプがあり、中の機構が見えないもの、見えるものがあった。中の機構が見えるジュークボックスは楽しかった。ジュークボックスにお金を入れ曲名を指定すると演奏されるまでの間、機械の中の一連の動きを見るのが楽しかった。

お金を入れる→曲名番号に合わせてボタンを押す→機械的にレコードがスッと取り出され→クルッと回転し→ターンテーブルに乗せる→針がおりてくる→演奏が始まる。

曲を聴くのも楽しいが、この機械のからくり人形の様な動きはワクワクした気持ちになり夢の世界に誘う。上の写真を見ると津上製作所と書かれている。津上製作所の工場は長岡にあり、ROWE/AMi社からの技術提携を受けて、OEMとして制作していた商品の広告である。ちなみにこの商品を湯沢で見つけた人が写真をブログにアップロードしていた。

『ジュークボックス:津上製作所 ツガミ』
今週初めに湯沢に行った時、昼に時間が空いたので、ちょっと散歩させてもらいました。旅館に併設の懐かしい物を展示してあるコーナーでジュークボックスを見つけました。…

その他の津上製作所のジュークボックス

1962 TSUGAMI / AMi T-J100A (JB-131) | FLAT4|VINTAGE JUKEBOX
スポンサーリンク

松戸にあるジュークボックスについて

北松戸駅前の微巣登路(ビストロ)

微巣登路

微巣登路 北松戸駅前
Google Street Viewより

北松戸駅前にレトロな喫茶店”微巣登路(微巣登路)”がある。ここは、1977-78年頃開業だったと思う。学生時代に北松戸駅近くのマルエツ横の木賃アパートに住んでいたI君、幼稚園から大学まで一緒の学校だったN君等とよく行った。内装は典型的なレトロな喫茶店風で、店の中にはジュークボックスが置かれていた。

【閉店】北松戸『微巣登路』純喫茶好き必見の昭和レトロなプリンアラモード - 昔ながらの固めプリンをひたすら食べ続けるブログ
昔ながらの固めプリンを紹介するブログです。純喫茶、カフェ、テイクアウト、お取り寄せなど。

私が初めてジュークボックスで音楽を聞いたのは1979年頃で、多分、この微巣登路だったと思う。どんな曲を聞いたのかは忘れてしまった。

後年、2017年頃、同級生のKさんと千駄堀に住んでいるNさんと旅行の打ち合わせでお会いした日に、この微巣登路が健在な事を知り、三人で入った。あのジュークボックスもあった。店主に伺うと壊れて動かない様だった。

ROWE/AMi と書かれていたので、これはアメリカのジュークボックスブランドのROWE/AMiで、1970年に発売された「MM4」だと思われる。

1970 ROWE/AMi MM4 Trimount(JB-154) | FLAT4|VINTAGE JUKEBOX

ROWE/AMi MM4の動いている動画

又、微巣登路の機械ではないが、ROWE/AMiのMM4が動いている状態をYouTubeでも見られる。

昭和の杜博物館ー紙敷

松戸に他にジュークボックスが無いかどうか調べてみたら、紙敷の昭和の杜博物館にある様だ。何度も行っていたのだが、気が付かなかった。Seeburg社のジュークボックスである事がわかった。いずれ行って確認してみたい。作動の有無はまだ分からない。

昭和の杜博物館は吉岡建設工業の社長であり、昭和の杜博物館の理事長をされていた吉岡光夫さんが立ち上げた博物館で、とにかくレトロに溢れている。ただ、吉岡光夫さんは2019年1月21日に他界された。もっと色々とお話したかった。1月30日のお通夜に参列したが、何百人参列されていたのだろうか、えらい人数で驚いた。

吉岡さんのお人柄、ご人徳が故であろう。合掌!

さて、生前の吉岡さんのお姿がYoutubeにあるので、ご紹介したい。千葉東葛人図鑑 第13回 吉岡光夫さん。ただし、この動画にはジュークボックスに関しては触れていない。

吉岡さんにもジュークボックスへの思いを是非聴きたかったものだ・・・

ユアーズ・キッチン88

高塚新田にあるユアーズ・キッチン88にジュークボックスがあるらしい。いつか行ってみたい。
https://www.hotpepper.jp/strJ000854509/

スポンサーリンク

松戸以外のジュークボックス

六本木George`s(ジョージズ)

1980年代後半だったと思うが、六本木の防衛庁付近にあったジョージズに度々通った。何軒かハシゴをした末に行った。ウナギの寝床の様な店でママが一人で営んでいた。カウンターに座ると後ろに数十センチほど空くだけだ。店内にはジュークボックスがありソウルを聴いた。

ジョージズではジ◯トニックばかりを注文した。中々興味深い店だった。深夜遅くまで営業しているのもありがたかった。ジョージズに最後に行ったのは確かバブル崩壊前後だったと思う。ある事から、六本木に近づかなくなり、同時にあの名店ジョージズにも行く事もなくなった。

その後1996年に香港赴任で日本から離れた。風の噂によればジョージズのママは2001年に他界され、原田治ノートによれば、2005年夏にあのジョージズの建物も取り壊されたらしい。西麻布に新たにジョージが出来たらしいが、まだ行ってない。`あのママの居るジョージズに二度と行けないのだ`と思うと寂しい。

ジュークボックスの修理

そういえば、微巣登路ではジュークボックスの修理にうん十万円かかるので、修理をためらってインテリアにしているという話を伺った。そこで修理が出来る業者にどんなところがあるのか、探ってみた。

ヴィンテージ ラジオ コレクション・テヅカ

ジュークボックスが壊れて、修理代が高額でお困りの方はこの方に一度聞いてみてはいかがだろうか?横浜にすむ2021年で74歳になる頑固親父なんだそうだ。

ALTEC、 711A + 今後の修理費用【重要】 - テレビ修理-頑固親父の修理日記
今日お預かりしたのはALTECの711AでFMステレオ・チューナー+ステレオ・アンプと云う物です。今回のご依頼はFMのカバレッジの改造のみで既に好結果を得た。この種のチューナー、オーディオ機器の修理、改造に付きましてはHPからお問い合わせ下...

このページにはジュークボックスの修理について記述がある。

「また時々ジューク・ボックスの修理を行っているが通常は30,000円~60,000円程を頂いているが先日ジュークボックスを専門に修理を行っているところの修理費を聞いて驚いたのは何と1台当り40万円~50万円とのお話だった。 それとオーディオ関連の修理記事を読んだ際に電解コンデンサ30個程を交換した費用が10万円と有り(ご本人も高いか安いかは知らないがと記されていたが)驚かされた。

どうもこれまで馬鹿の一つ覚えで実際に要した時間(5,000円/h)+部品代 と云う料金で永らくやって来たがそろそろ変えなければならない時期に来ているのかも知れない。 因みに親子3人で何とか暮らしてはいるがつつましく暮らしているにも関わらず貯金が全く出来ないのは矢張り問題が有るのだろう! 今晩から1時間当りの費用を(6,000円/h)+部品代とさせて頂こう」

この頑固親父さんの連絡先は下記のページである。北松戸の微巣登路さんもこの親父さんに一度相談してみてはいかがだろうか?年齢も年齢なので、早めが良いかも・・・

ODN:サービス終了のお知らせ
アクセスいただいたWebサービスは提供を終了いたしました。

岩田電機通信(川崎市多摩区)

確か以前テレビに出ていた人だと思う。ここの社長の次男の岩田大二技術主任が修理出来るらしい。なんでも、修理の依頼が多いそうだ。みんなジュークボックスが好きなんでしょうね!

ジュークボックスを蘇らせる職人に注文が殺到している ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
音の良さ、若い人に伝える 電気製品の卸売りや電気工事を行う岩田電機通信(川崎市多摩区、岩田融二社長、044・944・9753)は、約3年前からジュークボックスの修理事業を始めた。レコードやCDを内蔵...

津上製作所

確信は無いが、長岡の津上製作所でも修理を受け付けてくれるかもしれない。

こぼれ話

中古レコード

ellybrusによるPixabayからの画像

1980年代から2000年の頃だったと思う。スーパーなどの催事、特売場で中古のEP版レコードが売り出されていた時があった。概ね100円前後の金額だったと思う。私も昔の曲を懐かしんで買った。ところが、帰ってきて封をあけると、さんざんレコードをかけられた残骸として、レコードの表面に黒い削りカスがたくさんついている事があった。

多分あれは業務用に使われたレコードだったのだと思うが、ジュークボックスに入っていたものも多かったのかな?とも思う。

最後に

この“ジュークボックスの思い出”は2007年7月27日に投稿した“ジュークボックスとジョージズ”をベースにしている。これは若かりし頃に通った六本木のジョージズに焦点を当てた投稿だった。再投稿するにあたり、今更六本木でもなかろうと思い、私が学生時代の頃からジュークボックス置いている北松戸駅前の微巣登路(ビストロ)に焦点を絞った。

その方が松戸を愛する表の家にふさわしいかも?と思い、リンク等を再調整、内容も相当変えて再投稿した。もし、何か新しい情報や間違えている事がありましたら、是非教えて下さい。

2021年現在、Youtube musicやiPod,iPhoneなどもあり、Musicの聞き方が多様になった。iPod, iPhoneも音楽を聴くにはたしかに便利だ。でも、ジュークボックスで聴く音楽というのは、職人が目の前で作ったあんころ餅を食べるのと、どこで作られたのか分からないパック入りのあんころ餅を食べる違いに似ているように思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました