つれづれなお話

デパートの売り子をした事がありますか?

デパートつれづれなお話
GREGORによるPixabayからの画像
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デパートでの経験談

学生の頃、デパートで売り子のバイトをしていた

麹を買いに松戸のイセタンによく行った。イセタンの地下食品売り場は案外安くて重宝したが、イセタン松戸は撤退してしまった。ロピアにも麹はあるんだろうか?そうそう地下食品売り場を歩くと思い出すことがある。

学生の頃、主に高島屋関連の職場で売り子のアルバイトしていた。日本橋高島屋、横浜高島屋、川崎のさいか屋、ニューオータニホテルのサンローゼの四カ所。一番多かったのは日本橋高島屋の地下の果物売り場で、輸入果物も含め、高級果物も扱っていた。当時は正面に花園饅頭の売り場があって、そこのお姉さんに優しくしてもらったっけ……

デパートの従業員用の隠語・符丁

高島屋には独特の符丁があった。

  • 「有休(アリキュウ)に行きます」は”休憩(食事)に行ってきます”
  • 「仁休(ジンキュウ)に行きます」は”トイレに行ってきます”
  • 「川中(カワナカ)様、六階書籍売り場にお越しください」は”六階書籍売り場に◯引きがいます”という館内アナウンス

「川中(カワナカ)様」は買わなかった(カワナカッタ)事からそういう意味になるらしい。私が売り場で勤めていた当時、有休(アリキュウ)と仁休(ジンキュウ)は毎日のように使ったが「川中(カワナカ)様」を使ったり聞いたりした事は無かった。しかし、実際はよく使われていたのかもしれない。その他、赤井さん、桃井さんという用語も似たような意味を表す。

ことば研究館 の 百貨店で使われる秘密のことば
によれば、高島屋では上客は五八様とよんだらしいが、私はその言葉は聞いたことが無かった。

https://kotobaken.jp/qa/yokuaru/qa-40/

営業開始時間の従業員マナー

ダ鳥獣ギ画

ダ鳥獣ギ画
https://chojugiga.com/

朝の営業開始前は売り場の準備で結構忙しい。何度も倉庫に行ったり来たりすることがある。しかし、開店のBGMが始まって1分間だったか数分間だったか忘れたが、この間はお客様が入店するのを直立し、いらっしゃいませの姿勢でお迎えしなければならない。これは高島屋でなくても、他の百貨店でも同じ様だ。

事情の分からなかった私は開店BGMがなる中、荷物を載せた台車を勢いよく売り場まで運んでいった事があった。それを見つけた高島屋の営業幹部の人に見つかり、叱られ、その時始めてそういう決まりがある事を知った。

売り子一年生の時は声が出なかった

ぶどう

マサコ アーントによるPixabayからの画像

売り子一年生の頃は「いらっしゃいませ」という一声が満足に出なかった。全くもって余裕が無い。しかし、一週間もするとすっかり慣れ、声もしっかり出るようになった。

売り子の立場からお客さんを見るというのは、良い社会勉強になる。人を見る目が養われるという事なのかもしれない。誰が実際に買うお客様なのか、或いは実際は買わないお客様なのかは、なんとなくだが分かってくる。

デパートのテナント料金

テナント

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果物売り場のテナント料金は確か、売上の20%前後だったと思う。臨時特売場でイチゴの安売りをする事があったが、その場合は掛け率が少し低くて、15-18%になることもあったと記憶している。その為か、バイトをやると「とにかく特売場で売り切ってくれ」みたいな事を言われ、別計算で売上を計上していたと思う。

ただし、デパートは利幅の大きい女性服売り場などは掛け率が高くて、25%-30%という事もあったと聞いている。また、一日の売上の多いテナントはその売上に基づいて、テナント料が跳ね上がったと思う。

その他催事などで入る外部業者が百貨店に入る場合は、婦人服や小物で約40%くらいになる事もあるらしい。ところが、地下鉄などの売り場では約18%で店を出せる事もあったらしい。また、外部業者の為の催事仲介業者もあるらしく、見えない部分もある。

マネキンさんの事

販売員

みさきのイラスト素材さんより
http://www.misaki.rdy.jp/illust/

ウィキによると「店頭において各種商品の宣伝・販売促進にあたる販売員(宣伝販売促進員)や、その職種を指す」とある。通称マネキンさんと呼んでいたが、この人達は商品を売るプロを集めて、手配をしているマネキン紹介所から来た人たち。商品を特定せず、販売のプロ集団と言える。だからと言って全員がプロ並みに売れるという訳ではなく、売上の良い人、悪い人の優劣はどうしても出る。

どちらかというと特設会場などで一人で売っていて、一匹狼的な感じがした。マネキンとはフランス語のmannequinからきている。mannequinの発音・語感としては、「マヌキャン」或いは「マヌカン」に聞こえる。

マネキン - Wikipedia

良いお客さんとは?

okyaku

Photo by freestocks on Unsplash

また、たくさん商品を買ってくれる客は店側としては嬉しいのは確かだ。しかしそれが即ち上客だとは言えない。一度に五万円、十万円と買った客がいるとする。しかし、その後全く買い物に来なければその人は上客とは言えない訳だ。反対に毎週、毎月少額でも良いので末長く買ってくれる客の方が店にとっては良い客であるのではないか?

百貨店に入っていくお客様の表情

高島屋に限らず大手百貨店に来店する客の多くはプライドを背負ってやってくるようにも見える。銀座線に乗っている時はそれほど感じないのに、銀座線が駅に到着し、高島屋の入口に立った瞬間、急に顎が少し上がって、気位の高い顔つきに変わるように感じるのは私だけか?そして、買い物を終わり、バラ模様の手提げ袋を片手にお帰りになる時もその表情は維持され、少し威圧感を感じる(笑)

これは高島屋だけではなく、松戸のイセタンでも同様の事が言えた。普段ダイエーを出入りしているお客さんでも、イセタンに一歩入ると何故か顔つきが変ったように感じたものだ。と書きながら、もしかすると自分もそうなのかもしれない。もし私がそんな顔つきをしていたらどうぞ笑ってくださいな!もっともイセタン松戸はいまやキテミテマツドだけれど・・・

従業員食堂

有休で行く場所。日本橋高島屋の場合、私の記憶では別館の上階の景色の良い場所だったと記憶している。数百円単位で食べられるので、重宝した。それに案外美味しかったのを覚えている。ニューオータニホテルのサンローゼでバイトをしていた頃は、ニューオータニのタワーの何階であったか忘れたが、これも景色が良かったのを覚えている。

他の売り場で働いている人との交流

概ねどこでも、親切な人が多かったのを覚えている。私がまだ学生で若かったからかもしれない。ただ、日本橋高島屋は作業場は売り場の奥だけだったので、他の売り場の人々と接点が少なかった。それでも、従業員食堂に行くと階上の明るい食堂だった事もあり、隣の売り場の人と会うと挨拶して楽しかった。

又、赤坂のニューオータニホテル下のサンローゼでは全体の規模が小さかったためか、従業員用の共同休憩所、作業場があった。その共同作業場で、魚売り場の人や服飾売り場の人などと交流が有り、楽しかったのを覚えている。名前は忘れたが、魚売り場のお兄さんの若かりし頃のこんな話をしてくれたっけ・・・

「デートだったので駅で待ち合わせしたんだ。ところが待ち合わせをした出口が間違えていて、お互い違う出口にいたんだ。焦りに焦って、他の出口も探したんだ。そうしたら最終的に会えた・・・」魚売り場のお兄さんは面白かった。あの当時は携帯電話の無い時代だから、ありがちなお話だったんだね!

終わりに

この投稿は2008年ころに書いたものです。久しぶりに復活させました。

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