- 常磐線上野・松戸間電化
- 昭和11年12月11日 常磐線上野・松戸間電車開通記念 鉄道省
- 松戸駅構内 昭和11年12月11日発行 鉄道省
- 松戸驛信号所内 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 千葉高等園芸学校温室之一部 及び 富士ヶ谷ゴルフ場、六實ゴルフ場 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 江戸川を渡る風景、上野駅 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 金町変電区全景 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 金町変電区機械室 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 蕨・金町間送電線路 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 荒川橋渠上ノ電車 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 三河島大踏切通 改良工事施工前 改良工事施工後 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 三河島附近高架線 昭和11年12月11日発行鉄道省
- 常磐線上野松戸間電化工事概要
- 電化路線図 昭和11年12月11日発行鉄道省
- あとがき
- 関連ページ
- 写真絵葉書の著作権について
常磐線上野・松戸間電化
1936(昭和11)年12月11日に 常磐線上野-松戸間が電化された。確かに電化されたが、電化されていない汽車も併用された時代が長く続く。曾祖母によれば、汽車が通って線路際の茅葺き屋根に火花が飛んで火事になったという話を聞いたことがあった。まだ、私が子供の頃は常磐線に汽車が走っていた。成田線である。
成田線は1973(昭和48)年に電化され、汽車が見られなくなった。走っていた当時は煙いし嫌だなあ・・・と思っていたが、いざなくなると寂しいものだった。昨年の2021年は成田線が120周年だったらしく、催しがあったようだ。
直流・交流・交直流電車
電化される場合、コストに関して言うと車両としては直流が一番コストが安く→交流→交直流という順番になるらしい。首都圏内の電車はコストが安く、歴史的に直流電車が主流らしい。昭和40年代から別路線の乗り入れ(小田急線の常磐線乗り入れなど)が活発に進められた事もあり、既成事実化された直流電車をある時突然交流に変えようと思ってもなかなかうまく行かないらしい。
また、常磐線の藤代から北上していく際、途中に地磁気観測所がある。地磁気観測所は半径20km圏内は地磁気観測の影響を受けにくい交流にする必要があるため、その区間をデッドセクションと言って、直流から交流に変えて運行するらしい。その為、交直流電車が存在するのだそうで、これが4○○系、5○○系、6○○系なのだそうだ。これについては私も門外漢なので、このくらいにする。
昭和11年12月11日 常磐線上野・松戸間電車開通記念 鉄道省
松戸駅構内 昭和11年12月11日発行 鉄道省
右側に高台(樹林)が見えるので、柏方面を眺めている写真だと思う
松戸驛信号所内 昭和11年12月11日発行鉄道省
千葉高等園芸学校温室之一部 及び 富士ヶ谷ゴルフ場、六實ゴルフ場 昭和11年12月11日発行鉄道省
江戸川を渡る風景、上野駅 昭和11年12月11日発行鉄道省
金町変電区全景 昭和11年12月11日発行鉄道省
金町変電区機械室 昭和11年12月11日発行鉄道省
蕨・金町間送電線路 昭和11年12月11日発行鉄道省
荒川橋渠上ノ電車 昭和11年12月11日発行鉄道省
三河島大踏切通 改良工事施工前 改良工事施工後 昭和11年12月11日発行鉄道省
三河島は電化される前、地面を電車が通っていたことが分かる写真だと思う。駅前の叶屋商店やその前に走っているバスの形、実に多くの自転車…踏切があった頃の昔の風情がここにはある。多分、ここは`開かずの踏切`であった事が想像される。それを解消したく高架になったのであろう。この写真を見ると我等が松戸駅の北側にあった`開かずの踏切(元松戸大宝近く)’を彷彿とさせる。
三河島附近高架線 昭和11年12月11日発行鉄道省
常磐線上野松戸間電化工事概要
鉄道省東京電気事務所
常磐線上野松戸間電化工事概要
常磐線上野松戸間ノ電化ハ昭和十年十二月麹ニ着手シ本年十二月十一日ヲ以テ開通ノ運トナリ之デ帝都ヲ中心トスル放射線ノ全部ガ電車運転ヲ見ルコトトナツタ
而シテ同区間運転時隔ハ平常時十六分朝夕ノ混雑時八分トナリ又到達時分ハ従来三十分以上デアツタモノガ二十三分ニ短縮サルルコトトナツタ
電化工事の概要左ノ通リデアル
一.電車線路
直流 一、五〇〇ヴォルト、シンプルカテナリー式 亘長 十九粁
二. 信号保安設備
自動及半自動信号機 一四六基
単相交流三、三○○ヴォルト配電線路 亘長 十七粁
三. 金町変電所
回転変流機 二、○○○キロワット 三組
変圧器(一次六六、○○○ 二次ヴォルト六六、○○○)
七、○○○キロヴォルト、アムペア 二組
四.松戸電車庫
収容輛数 三三輛
五. 工事費
電車線路 五四五、○○○圓
通信信号及電灯電力設備 四五五、○○○圓
変電所 六五○、○○○圓
電車庫 二二○、○○○圓
電化路線図 昭和11年12月11日発行鉄道省
あとがき
この絵葉書は2010年発表し、2015年に何度かの内容変更を経て、2021年8月にWordpressの新しいフォーマットに載せた。
鉄道博物館さんのFacebookに懐かしい写真があります。
鉄道博物館さんのFacebook Pageに投稿された常磐線一枚の写真からVol.17 昔の松戸の電車・汽車の様子が分かる写真があり、懐かしいです。
成田線活性化推進協議会さんの成田線の歴史に汽車の懐かしい写真があります
有料記事:懐かしの国鉄写真
有料サイトですが、何だか興味があります。チラ見が出来ます。
関連ページ
この絵葉書に関連し、常磐線電化で松戸町長が主催で祝賀会が開かれましたが、その時の招待状があります。ご興味の有る方はどうぞ下記を御覧ください。
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