- ポケットベルの時代
- 私の携帯電話遍歴の始まり始まり!
- 1:初めての携帯電話:ツーカーセルラー 京セラHP-131
- 2:帰国後に買った携帯は富士通のF503i(2001年)
- 3:ダイエーで買ったNECのN504i(2003年の2月頃)
- 4:ソニー・エリクソンの802SEはちょっと・・・(2005年1月購入)
- 5:サムソンの707SCは薄型で使い勝手は良いが・・・2007年5月購入
- 6:iPhone3G (2008年9月頃購入)
- 7:何故かPHSに戻る”X PLATE WX130S” (2009年末)
- 8:中古のiPhone3GSを購入(2012年5月)
- 9:シンガポールでiPhone5sを購入(2013年11月)
- 10:MineoでiPhone8購入 (2019年7月)
- 香港の携帯事情1996-2006年頃
- 最後に
ポケットベルの時代
高校生の頃、或いは大学生の頃だろうか、電車に乗ると腰ベルトの辺りに鎖で取り付けた黒い物体を持っている人を見かけた。かなり初期の頃のポケベル(ポケットベル)であの当時は表示もない受信専門だったと思う。「ピーピーピー」となると自分への呼び出しだった。
近くの公衆電話へ行って呼び出し送信元である会社(或いは家)に電話確認をするわけだ。近代的で面白いと同時に、ポケベルを持つことで、リードに繋がれた飼犬の様に感じたものだ。その後、単なるベルを鳴らすタイプから1987年には数字表示が出来るタイプが出た。1987年というと私がスリランカから帰国し、台湾に常駐を始めた頃だった。
ポケベル打ち
0833とか0906とか114106をご存知だろうか?これはそれぞれ、
- 0833:おやすみ
- 0906:遅れる
- 114106:あいしてる
なんだそうである。私はそもそもポケベルを持たなかったので、こんな芸当は出来ないのだが、これが出来た多くの人が居たんだそうだ。すごいね!これがポケベル打ちなのだけれど、ポケベルも変化してこんな事の出来るタイプに変遷したわけ。とても便利になったのだなぁ・・・と思う。
1987年は台湾に行き始めていた頃で、日本に滞在している期間も短かったので、ポケベルを所持する事はなかった。もしも日本に居たら、ポケベル打ちなどに興味を持ったのかも知れない。
ポケベルのCMが流れた
その後、日本ではポケベルが流行ったようだ。ただ私は台湾に1987年に常駐し始め1990年まで居たので、ポケベルに馴染む機会がそもそもなかった事になる。又私の周りにポケベルを持っている人が殆どいなかった。つまり持つ必要性を全く感じなかったのだ。その後、イスタンブールに赴任した。
帰国後、テレビドラマではポケベルを使ってメッセージを盛んに打ち込んでいるシーンが度々見られ、ポケベルのCMもあった。
ポケベルをテーマにした歌謡曲まで登場しすっかり一般生活の中に溶け込んでいるかのように見えた。1993~4年頃、まだまだポケベルの全盛期で、松戸のDマートでもポケベル専用の売り場もあった。当然料金も安かったけれど、この新しい文明の利器を私は買わなかった。私の個人的利用には携帯電話が適していると思っていた。
1994年にテレメッセージ各社から文字が送れるポケベルが登場するまでは数字でコミュニケーションしていた訳だ。ただ、1996年頃をピークにして、徐々にポケベルは衰退する事になる。
私の携帯電話遍歴の始まり始まり!
- ツーカーセルラー 京セラHP-131(1994年夏購入)
- NTTドコモ 富士通のF503i (2001年購入)
- NTTドコモ NECのN504i(2003年の2月購入)
- Vodafone ソニー・エリクソンの802SE(2005年1月購入)
- Softbank サムソンの707SC(2007年5月購入)
- Softbank iPhone3G (2008年9月頃購入)
- Willcom セイコーX PLATE WX130S” (2009年末購入)
- (Wifiのみ)中古iPhone3GS(2012年5月購入)
- Singtel iPhone5s(2013年11月購入)
- Mineo iPhone8(2019年7月購入)
こう並べてみると25年間の間に随分と買い替えたものだ。
1:初めての携帯電話:ツーカーセルラー 京セラHP-131
1994年の夏頃だが、勤務先近くの販売店でツーカーセルラーの携帯電話を買った。京セラのHP-131。当時の携帯電話は厚みがあり重かった。又、勤務先でも携帯電話を持っている人は数える程しかいなかった。1996年2月香港赴任開始とともにその携帯電話も休止状態にし香港に発った。
2:帰国後に買った携帯は富士通のF503i(2001年)
2000年に帰国した後、暫くは携帯が無かったが、翌年ドコモショップで携帯を買った。機種は富士通のF503iだった。カーナビに接続する「iナビリンク」などにも対応するとの触れ込みが良いなあ・・・と思った。当時車を持っているわけでも無いのに、何故それが良いと思ったのかは不明。
沖縄のプロジェクトの頃に使っていた機種だった。これは軽くて非常に良い機種だった。沖縄に1年ほどいた間にこの携帯に紅型のシールを表面に貼ったりして喜んでいたものだった。
3:ダイエーで買ったNECのN504i(2003年の2月頃)
次に買ったのはNECのN504iだった。これは折りたたみ式で、アンテナの突起があるので、当時恐れられていたおやじ狩りに遭遇した際に自力で対処するために、夜歩くときは必ず右手に持っていたものだ・・・F503iよりも数十グラム重かったが、使い勝手は良かった。
特にこの頃、飲み仲間と携帯短歌交換をして楽しんでいた。即興で考えた短歌をすぐに携帯に打ち込み、仲間に送る。仲間は負けてなるものかと返歌を送ってくる。再び返歌を送り返すを繰り返して遊んでいた。今思えば、あれは短歌じゃなくて、季語があったりなかったりだったので、川柳交換だったのかな?と思っている。
4:ソニー・エリクソンの802SEはちょっと・・・(2005年1月購入)
同級生と市川で散策した時にNECのN504iを無くしてしまったので、やむを得ずという感じで買ったのが、Vodafoneの802SEだった。この機種は見た目は格好良かったので気に入った。ただ、使い始めてみて、ローマ字変換の際、N504iほどの頭の良さは無かった。この為、802SEを使うと文字打ちが異様に時間がかかってしまい、イライラしたものだった。
5:サムソンの707SCは薄型で使い勝手は良いが・・・2007年5月購入
サムソンの707SCが発売された時は、薄型でこれは良いと思い買った。使い勝手も悪くなかった。日本語変換も悪くなかった。ただし、何故か購入して3ヶ月で使えなくなってしまった。初期不良だと思い、修理してもらおうと思い、松戸のソフトバンクに行き、事情を説明し、「一度お預かりします」という事になった。
状況がわかったという連絡があり、ソフトバンクに行ったら「基盤の一部が錆びています。これはお客さんの汗が携帯の中に入ってしまったのが原因だと思います。ワイシャツのポケットに入れていたのでは?」と言われた。私はそもそも胸のポケットに入れていなかったし、クビから紐でぶら下げていたのだ。
汗でだめになるとしたら、最初に買ったドコモのF503iの方が沖縄に持っていって使ったわけだし、ハードな使い方をしていた。でもF503iはなんとも無かった。ところが、大事に使っていた707SCがどうして、”お客さんの使い方の問題で故障”扱いになってしまう訳?さんざん、担当者と議論したが、彼は”お客さんの使い方の問題で故障”から一歩も譲らない。
だんだんバカバカしくなって、この707SCを使うのをやめた。しばらくは、707SCに入っていたSIMを使い勝手の悪かったソニー・エリクソンの802SEに入れて、我慢していたのだった。
6:iPhone3G (2008年9月頃購入)
実は使い勝手の悪い機種をしばらく使っていたのには理由があった。それは色々な情報からiPhoneが発売されるらしい事が分かっていたからだ。先ずは2007年に米国で初代iPhoneが発売された。この頃は802SEを持つ手がiPhone発売への期待で汗ばんでいたっけ・・・
そして、ついに翌年2008年6月9日(現地時間)、Appleの年次開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)2008」の基調講演でスティーブ・ジョブズがiPhone3Gを発表したのだった。これは嬉しかったなあ・・・ただ、日本での発売はソフトバンク一社だけだったのが、難だった。
7月11日の発売にはとても買えなかった。でも在庫が落ち着いた9月にやっと手にした。この時は本当に嬉しかった。私がこのiPhone3Gを持った頃、電車に乗っても、スマホを持っている人は一車両に一人居るか居ないかだった。この時が2008年で、スマホ元年と言われた2011年までは、スマホは徐々に一般ユーザーに浸透していった。懐かしいCMがある。
7:何故かPHSに戻る”X PLATE WX130S” (2009年末)
大事にしていたiPhone3Gだったが、実は道路で落としてガラスが割れてしまった。液晶ガラスを取り寄せ修理したのだが、修理の仕方が下手だったんだろうと思う。スピーカーにあたる部分が若干漏電していて、耳がビリビリした。それでも我慢していた。そんな時、妻と出会った(後に結婚する事になる)。
妻はPHSを使っていたので、電話代も安く済むので、イトーヨーカ堂のウイルコム売り場に行って、さっさと契約してしまった。恋愛の力というのは大きいのだ。iPhoneからPHSに戻したという事実は、会社で若者を驚かせた。そして「なんという英断!」と言われた。
また、2011年3月11日の東日本大震災の時は、普通の携帯電話が繋がりにくくなっている中、このPHSはすぐに妻と繋がり、安否を確かめることが出来、どれだけ助かったか・・・
8:中古のiPhone3GSを購入(2012年5月)
2年ほどWillcomのPHSを使っていた。ただ、このWX130Sは基本的にメールと通話しか出来ない。それで十分といえば十分なのだけど、何だか物足りなくなってきた。そんな事から、勤務先近くのiPhone修理屋さんで売っていた中古のiPhone3GSを買い、家や家近くの無料Wifi電波が漏れているところで、Webめぐりをしていた。
その内、シンガポール赴任が決まり、2013年5月からこの中古iPhone3GSと共にシンガポールに行った。現地で支給された携帯があったので、その中のSIMだけを自分のiPhone3GSに入れて使っていた。入れて使えたのはちょっとした工夫をしたのだが、それはここでは述べない。
9:シンガポールでiPhone5sを購入(2013年11月)
シンガポールに赴任して、数ヶ月でiPhone5sが発売される事になった。これだと思った。ただ、当初は品薄で買えない。11月になって初めて買えた。このiPhone5sは一度ガラスを割ってしまったが、修理をしつつ、またバッテリーがイカれたので、新しいものを入れたりして、使い続けた。
2015年7月に帰国した。まだこのiPhone5sは現役で使えるので、ヤマダ電機でワイモバイルのSIMだけ契約し使った。結局、2019年に購入したiPhone8まで使ったので、6年弱は使った。私としてはえらく長く使った機種という事になる。
10:MineoでiPhone8購入 (2019年7月)
そろそろ、iOSがこれ以上アップデートしないという可能性が出てきて、長く買ったiPhone5sから次の機種に乗り換えたのがiPhone8。この頃はすでにiPhoneXR, Xsなどが発売されていて、iPhone11が出そうだというニュースもあったが、気分的にはそこそこ使えれば良いや・・・という感覚で、新機種まで買おうという気持ちは無かった。
2021年現在も現役で使わせていただいている。十分だ。
香港の携帯事情1996-2006年頃
さて、日本(一部シンガポールも入ったが)での自分の携帯遍歴を書いていった。実は、上の時期にラップするように海外渡航が多かった為、香港や中国でのこぼれ話もある。
1996年頃、香港ではGSM携帯の天下だった
香港ではすでに携帯電話の天下で、中国出張でカイタク空港に戻る時など、到着時に機内でノキアの効果音が四方八方から聞こえたものでした。客先のW.Cさんと一緒に中国大陸に出張すると、中国国内の移動中に、携帯のSIMを中国用に交換していました。私は香港で何度も携帯電話を買おうと考えました。
ただ、香港で携帯電話の話し相手になる人物は、誰なのか?と自問自答してみると、思い当たる人が居たものの、残念乍ら彼らは携帯電話を持っていなかった。
香港ではコーリングカードが便利(1996-2000)
香港では自宅に固定電話がありました。固定電話をもっていると、コーリングカードというのを持つことが出来、これは便利でした。香港以外の国に渡航した際に、どんな場所からも国際電話がかけられたんです。つまり、中国本土にいる際に、急な用事で東京や香港に電話をしたいが、街場のレストランに居て、国際電話がかけられない時ありますね。
そんな時、コーリングカードの登場です。国内専用の電話機を使わせてもらいます。そして、コーリングカードの指示に従い、中国国内の主要な基地局に電話をします。次に、手順に従い、電話をかけたい国、都市、電話番号を入力すると相手に通じます。そしてその請求は自分の香港の自宅の電話に請求される。
あれは便利でした。結局、香港に住んでいた頃は携帯電話は買わなかったわけです。
パワーザウルスMI-506DCを買った(1997年秋頃購入)
携帯電話は買わなかったけれど、当時はザウルスに興味を持っていた。出張の度に厚い和英、英和辞典を持つのは嫌だったし、スケジュール管理もしたかったし、当時加入していたニフティサーブにもアクセスしたかった。そうなると当時発売されて間もない、パワーザウルスに熱い視線を送った。
今価格を見てみると私が購入したデジカメ付きのMI-506DCは定価168,000円もしたようだ。今だったら安いノートパソコンかパッドを買うだろうが、当時はそういう選択肢が無かった。考えてみると高い機械を買ったものだ。
懐かしいCMがある。
香港でNokia3100を買った(2004年頃購入)
香港では携帯電話は結局買わずに2000年4月に帰国しました。2003年くらいまでは、日本のプロジェクトだけを担当していました。2003年末くらいから中国のプロジェクトを担当する様になり、香港経由で出張する事が多くなりました。レンタル携帯を一度利用してみたら、えらく使い勝手が良かった。
結局、中国出張用にと香港でGSM携帯を一台買いました。それがNOKIA3100です。写真の白色を買いました。小さくて軽くて、掴むところが軟質ゴムのような手触りで、着信すると全体に光った。白色半透明のマッキントッシュのようだった。しかも着せ替えが出来、私は青いタイプの着せ替えを買ったが、何だかガンダムみたいな感じで笑った。
香港ではCSLのSIMを持ち、中国大陸ではChina UnicomのSIMを持っていました。
最後に
この投稿は2007(平成19)年3月3日(土)に投稿した「ポケットベルと携帯電話」を全面的に見直し、2021年版として再投稿したものです。14年も経つと時代も変わりますね!驚いています。
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