3 太公望ー中通り

鯉昔日の松戸
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中通りの太公望

松戸駅前通りを境に北側に高砂通り、南側の千葉銀のある通りをふれあい通りと言うが、ふれあい通りを以前中通りと称した。中通りには焼き鳥の開進堂、松竹館(映画)、カメラのイマイなどがありさらに歩くと太公望があった。太公望は鯉釣り専門の室内釣り堀。

房総白浜出身で近所に住んでいたF氏が釣り好きで、度々私を太公望に連れて行ってくれた。

鯉

いらすとやさんのイラスト

店内に入ると中央に腰高の縁を回した堀がある。この堀の周りに暇そうな大人が釣り糸を垂れる。堀を見ると濃紺の水が張ってあり少々薬臭い。水中は殆ど見えない。店で長さ六十センチ程度の専用の簡易竹竿を借りる。然し、私はそもそも飽きっぽい性格でこの地味な遊びを楽しむことが出来なかった。この堀には金魚も入っていた。鯉が本当にいるのかどうか疑わしいと思った事もあるが勿論大きな鯉を釣り上げる人もいた。

江戸川や坂川も近いので、川に釣りに行けば良いと思いがちだが、近所で手軽に三十分間釣りが出来るという便利さは捨てがたいかもしれない。坂川や江戸川に釣りに行くと半日から一日がかりになってしまう。釣り堀だったら重い荷物も要らないし、それが釣り堀の魅力であろう。今と違って娯楽の少なかった時代だ。この太公望は後に金魚屋さんやペットショップを経て駐車場に変わり、現在は再開発マンションがたち太公望は今は無き店となった。

また、ペットショップの頃はそこで働いていた女性が近所の豆腐屋さんに見初められるなど、結構近所同士の行き来もあり、活気のある商店街だったのだ。

太公望の二代目の方

数年前ルンルンのマスター(関根さん)の引き合わせで、太公望の二代目の方(確か中村さん?いや山本さん?)とお話しする機会があった。お話の中心はやはり釣堀り太公望だ。鯉は何匹くらい放流していたのか、水の色の事など色々な疑問をぶつけてみた。二代目は「魚は一応放流していたが、えさをたんまり与えているからそう簡単には釣れないしくみになっていたのだよ」

なんて冗談まじりで気さくに話してくれた。

市川に通じる旧道の太公望

そういえば陣ヶ前から市川に通じる旧道に太公望という室内釣り堀があるが、あれは系列店だろうか?今度会ったら聞いてみたいが、ルンルン自体も無くなってしまった。ただ、その後のだぁなさんの”だぁなりずむ”さんブログの下記の記事で2010年6月6日に閉店したそうだ。

千葉県松戸市にある老舗の釣り堀「室内つり堀太公望」さんが2010年6月6日をもって閉店しました

 

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