68 松戸市立北部小学校裏にあったレーシングカー屋さん(スロットカー)

スロットカー昔日の松戸
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「スロットカー」が流行った

1960年代後半「スロットカー」という遊びが流行した。当時子供だった私は「スロットカー」という正式名称は知らず、単純にレーシングカーと呼んでいた。これはミニチュアカーをスロット(溝)のついた軌道上を走らせて遊ぶもの。軌道の台は黒いプラスティック製で中央にスロット(溝)があり、電気が通じている。ミニチュアカーの前面下部に通電端子があり、これをスロット(溝)合わせ通電し走る仕組み。

この軌道は直線、曲線タイプ、宙返りなど様々なパーツで構成されミニチュアながら多彩で本物さながらのサーキット場を実現した。遊び方はミニチュアカーを軌道にセットし、アクセルだけの簡単なコントローラーを右手で握り、コントローラーの押し加減でスピードを調整する。予想以上にスピードが出てコントロールは簡単ではない。カーブが難しく、コースアウトしやすい。コースアウトしたら自分でミニチュアカーを軌道に戻す。

北部小裏にそのお店はあった

この遊びはかなりはまる。当時、根本の松戸市立北部小学校裏(プールの近く)の交差点角にレーシングカー屋があった。店内を見ると軌道が室内いっぱいにこれでもかと敷き込まれ、魅力的で印象的なサーキット場だった。軌道は決して平面的ではなく立体的に工夫され変化の多いコースになっていた。確か「亀屋」という店名だったと思うが覚えていない。

お客の大半は中学生以上なのに、皆一様に無我夢中になってゲームに昂じている。その滑稽と言ってもよい客の顔を眺めるのも又面白い。しかし観戦しているだけでは物足りなくなる。自分でもやってみたくなるのは当然だ。

親に一台買ってもらった

親にねだって一台買ってもらった。車はプラモデルであり、自分で組み立てる訳だが、結局白浜出身の近所のF氏に手伝ってもらった。お試しでレンタルミニチュアカーもあったと思う。家庭用の規模の小さい製品としてバンダイからレーシングカーセットという軌道付きセットも販売されていたがそれまでは買ってもらえなかった。いつしかあの遊びも廃れ、店も無くなってしまった。現在のあの場所には「新鮮野菜・くだもの 長瀬青果店」という看板が出ている。

後にこのページを読んで下さった根本のレーシングカー屋さんの御子息からメールを頂いた。このご子息によれば自分が物心ついた時にはすでに廃業した後でかつてレーシングカー屋さんを自営していた事は何も知らなかったらしい。ただ家に非常に多くのミニチュアカーが存在した事に不審を感じ、親に確かめ初めて知ったというユニークなエピソードを聞かせていただいた。ありがとうございます。

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