53 古井戸と水の豊かな地区-竹ヶ花拾石台

我が家の近くは地下水が豊富だった

上の空中写真は国土地理院の空中写真(1947年)をLeaflet版で見ている竹ケ花付近の状況です。この頃は竹の花に南北に貫く松戸市道が出来る前で、市役所も高台に無いし、松戸土木事務所も松戸米穀倉庫も竹ケ花には無かった。道が途中でクランクしている所が竹ケ花の踏切でそこから南東(上写真で言えば踏切の右下)は緑と空き地ばかりだった。

このような状況だったので、降った雨は地下浸透し、旧水戸街道付近で湧き出す。竹ヶ花雷電湧水が記念碑的にあるが、湧水で湿地帯になってドクダミが生える場所はたくさんあった。

湧き水

いらすとやさんのイラスト

当然ながら我が家の周りも水が豊富だった。土を三十センチも掘るとコンコンと水が溢れてきた。庭の土質はジメジメとして、ミミズが多く土が肥えていた。明らかに小動物の住みやすい土壌で小さい頃は土カエルが住み、又、雨の日はどこからともなく雨蛙が現れアオキの影に潜んでいた。

カエル

カエル

付近にはいくつもの井戸があった。松戸米穀倉庫、竹山クリーニングさん、牛久さん、紺屋(こうや)さんのところをはじめ他にもたくさんあった。父によれば昭和三十年に家を建て替えるまでは我が家にも井戸があったらしい。紺屋さんの井戸は付近にドクダミのたくさん生え、そして雑木に囲まれた谷津のような場所にあり、私の遊び場でもあった。ただし、この井戸は使われず朽ち木の蓋がしてあった。

ドクダミ

ドクダミ

古井戸に落ちた

ある日妹を連れてこの井戸付近で遊んでいた時の事だった。私が井戸の蓋になっている朽ち木の上にのって跳びはねて遊んでいたら、突然視野が変わり……うわぁぁぁ!

妹によれば跳びはねた次の瞬間私が`ふっ`と忽然として消えたそうだ。まるで怪獣映画の一シーンの様に・・・

そして「ドボ~ン!」私は井戸の底にぃ~!

井戸

いらすとやさんのイラスト

然し、ご安心!実はこの井戸、深さが1.5メートル程度しかなかった。浅くて良かった。もしもこれが深さ二十メートル以上もある深井戸だったらと考えると今でも恐ろしくなる。又、この古井戸に関してはこの近所だけにまつわる逸話がある。ただ、この古井戸にまつわる祟りがあった。お稲荷さんに関わる祟りだが、今はまだ書く勇気がない。

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