126 昭和30-40年代の松戸における物売り、御用聞き

豆腐昔日の松戸
いらすとやさんのイラストです

昭和30-40年代まで松戸の竹ケ花まで来ていた埼玉屋さん(豆腐屋さん)

昭和30年代は近所にスーパーが無かった時代で、色々な物売りが来て我々の買い物の手間を省いてくれた。一番良く覚えているのが豆腐屋さんだった。我が家の近くに来たのは小根本の埼玉屋さんで、豆腐の入った大きくて四角いお櫃の様な箱を自転車の荷台に載せて来た。箱は木製だったかアルマイトだったか忘れた。ハンチング帽を被った埼玉屋さんのおじさんがラッパでプープーと二階調で吹きながらやってくる。

お得意さんの家の近くに来るとゆっくりになり、場合によっては待っていてくれる。水を張ったボール持参で向かう。その為、ゆっくり歩かないと水が溢れる。勿論走れない。でも埼玉屋さんのおじさんは待っていてくれるので、子供が買いに行っても十分間に合うタイミングだ。

今から思えばノンビリした時代だった。埼玉屋さんは小根本の日の出湯(銭湯)の比較的近い場所にあった。埼玉屋さんの近くには住吉文庫(貸本屋)もあった。現在はその両方も無いが、中華料理の末広が残っているくらいか・・・2005年にその付近の様子を見に行ってみたが、すっかり様子が変わって埼玉屋さんは無くなっていた。

松戸には納豆売りのおじさんも来ていた

納豆

Image by Hui Wang from Pixabay

その他納豆売りのおじさんも来ていた。この納豆売りは朝、早い時間にやってくる。確か午前6時頃だったと思う。お椀があればお椀に飯杓子の様なへらですくい入れてくれたが、無い場合は、経木(きょうぎ)に包み込んでくれた。「からしは?」と聞かれるので「はい」と言うと山盛りで入れてくれた。

単なる粉からしを練ったものなんだけど、何となく粒が粗くてザラザラして特別の感じがした。この納豆売りの納豆は粘りも強く好みだった。根本の内山医院の隣の納豆工場で作っていた”たまご納豆”は発酵が弱いのか、粘りが少なかった。この”たまご納豆”は根本の豊田商店で販売されていた。

松戸には富山の薬売りも来ていた

薬箱

いらすとやさんのイラスト

富山の薬売りも来ていた。置き薬の箱に使った分を補充しその分の料金を払う仕組みになっていた。子供が居ると紙風船をくれた。薬も所謂市販の薬と若干商品名が違うものが入っていた。ケロリンの様でケロリンでない薬や正露丸のようで正露丸でない薬・・・でもどんな名前だったか良く覚えていない。

富山の薬売りはネットワークが出来ているのか顧客が重なることはなかったようだ。嘗て、現在のインペリアルマンション(松戸市竹ヶ花)の先に保健所があった。その保健所の手前にFさん宅があるが、そこが富山の薬売りの指定宿泊所のような形で利用されていた。

又、栄町に住む同級生宅にも富山の薬売りが昭和50-60年代まで来ていたらしいが、時代が変わり置き薬を置いてくれる家が一軒また一軒と減り、栄町エリアで残っていたのは我が同級生の家だけになってしまったらしい。その為、薬売りも来ることを断念したという話を聞いたことがあった。

物干し竿

いらすとやさんのイラスト

松戸に来ていた”物干し竿売り”や”焼き芋売り”

石焼き芋売り

いらすとやさんのイラスト

物干し竿の販売もあった。彼等は昭和60年以降に来ていた記憶がある。2トントラックでやってきて「竿や青竹・・・・」とスピーカーから自動的に流れる音声をよく聞いた。

焼き芋売りは以前はリヤカーで来ていたが、ある頃から軽自動車などでくるようになった。「おいもだよ、おいしいおいしい、おいもだよ」と良いながらやってきた。

白井のおばちゃんが野菜を売りにやって来る

野菜

いらすとやさんのイラストです

野菜売りはかけ声が何を言っているのかよく分からなかった記憶があった。その人達とは別の人が、竹ケ花の我が家に白井市の農家のおばちゃんが米や野菜を売りに来る。おばちゃんはいまだに来ている。2020年にも確認。その際は「お母さん元気か?」と声を掛けられたよ。

スーパーマーケットの時代になり御用聞きや物売りが減り、今、御用聞きの復活

スーパーマーケット

いらすとやさんのイラストです。

今から思えば、どのお店も非常に便利だったと思うのだけど、スーパーが出来て以降、我々の買い物の仕方が変わってしまった。物売りの人達が居なくなったことを寂しいとは思うが、それは自分たちがそうしてしまったと思うと残念でならない。そんな時代はとても長く続いたが、2021年現在、必ずしもスーパー全盛ともいえない時代になってきているように思う。

というのは老人の比率が増えて、彼等はネット販売を利用する事も出来ないので、御用聞きの助けを必要としている。理容院、美容院も御用聞きが必要な時代になってきている。もっともコンビニやスーパーマーケット業界がネット販売+配達でしのぎを削っている。

松戸に住む知人が聞いたこんな物売り達

松戸に住む知人からコメントがあり、我が家にはこんな物売りが来ていたよとの事です。

  • 「玄米パンの焼~きたて~!」
  • 「石焼芋のほっかほか~、あつくておいしい焼き芋はいかがですか~!」
  • 「焼き芋とう~もろこし さあ、いらっしゃい、おいしいですよ~」
  • 「網戸の修理はいかがですか~ 1枚1400円から、見積もり無料~」

又この知人が東京にお住まいだった頃、ロバのパン屋というのがあったらしい。珍しいですね!

「ロバのパンが来た。ロバの人形が車に乗っていたかなー、玄米に粒アンが入っていてこおばしかった」

コメントありがとうございます。

2020年以降はコロナウイルスがくすぶる時代になったことで、飲食業がこぞってテイクアウト、出前にかじをきっていますね!イオンもドライブスルー店を増やしたり、色々と世の中変わっていくようです。

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